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プロ野球

年々高まる“プロスペクト”への注目度。ソフトバンクが充実する一方、阪神はランキング上位にひとりも…

城ノ井道人

2020.05.10

中日は石川以外にもドラフト3球団が強豪した根尾(右)、東京六大学で三冠王の郡司(左)など、若手の宝庫となっている。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

中日は石川以外にもドラフト3球団が強豪した根尾(右)、東京六大学で三冠王の郡司(左)など、若手の宝庫となっている。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 2位はスチュワートJr.(ソフトバンク)。MLBのドラフトでも全体8位という高評価を受けた逸材で、潜在能力は佐々木に勝るとも劣らない。2人とも「天井」の高さが「床」そのものを引き上げている格好だ。スチュワートJr.も、仮に期待通りに成長できなかったとしても日本で2ケタ勝利はできる戦力にはなるのではないか。

 ソフトバンクからはこのスチュワートJr.を含めて5人がトップ25にランクインし、“育成王国”健在を印象付ける。主力選手の高齢化が目立ちつつあるが、プロスペクトたちが期待通りに成長すれば、世代交代も順調に進みそうだ。

 3位に選んだのは坂倉将吾(広島)。もっとも、この評価はあくまでも将来像を捕手とした場合だ。曾澤翼の残留によって、捕手としての出場機会が減る点が将来にどう響くか。広島は小園海斗も急成長中(昨年197打席に立ったため対象外)で、6位の森下暢仁を含め投打に次代の柱が準備されつつある。
 
 中日は4位の石川昂弥を皮切りに、トップ25にソフトバンクと並んで5人もの選手がランクインした。数年前は大卒社会人中心のドラフトをひた走り、有望株が枯渇していた時期もあったが、過去2年の好ドラフトで一気に巻き返した形だ。石川は三塁手として攻守兼備の松田宣浩(ソフトバンク)を上回る選手を目指せる素材。タイプが異なる郡司裕也と石橋康太の正捕手争いも今後の注目だろう。

 12球団の中では阪神のみ輩出ゼロという結果。ただ、昨年は髙橋遥人が開花するなど、才能ある若手選手がいないわけではない。昨年のドラフトで大量に指名した高校生選手の育成が今後のカギになりそうだ。

 ポジション別では、先発投手が6人で最多(救援は2人)、次いで捕手が5人だ。惜しくも選外としたが、“動けるキャッチャー”佐藤都志也(ロッテ)も楽しみな素材。数年後は“捕手の時代”が到来しているかもしれない。

文●城ノ井道人
 
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