黄金期を築いたメンバーが中心となるのはやむを得ないとしても、10年代前半、まだ低迷していた頃のチームを支えた選手も忘れてはいけない。ブライアン・バリントンは11年からの4年間で40勝を挙げ、前田とともに先発陣を支えた。遊撃手の梵英心は10年に盗塁王とゴールデン・グラブに輝いた。キャリア後半に守った三塁で選出しようか迷ったが、最終的には安部にした。他にも、4番として打線をけん引した栗原健太や、外野で好守を発揮した赤松真人、廣瀬純も忘れ難い。
構成●SLUGGER編集部
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現在の主な選外は、勝負強い打撃が持ち味の松山竜平、10年間で425登板とブルペンを支えた今村猛、長年にわたって正捕手を務めた石原慶幸など。ベストチームから漏れた選手でもこれだけの名前が出てきて、しかも助っ人以外はいずれもカープで育った選手。チーム伝統の育成力が息づいていることの証と言っていいだろう。構成●SLUGGER編集部
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