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MLB

【2020MLB注目のスターたち】大谷翔平――アメリカ人記者も魅了される唯一無二のGREATEST “SHO” MAN

JP・フーンストラ

2020.07.25

 私は、大谷のピッチングが打撃の妨げになっていない事実を称賛したい。

 彼は1年目に打率.285、22本塁打、61打点という打撃成績を残した。翌年は.286、18本塁打、62打点だった。この〝ささやか〞な偉業は、アナハイムでは無視されているとまでは言わないものの、当然のこととして受け止められている。

 大谷自身は、どのようにしてあれほどのレベルで打撃と投球を両立させているのか説明するのに飽き飽きしているかもしれないが、それはエンジェルスの監督やGMも同様だ。ここ100年間で初めての本格的な二刀流選手を最高の方法は一体何なのか? 大谷の才能を最大限に引き出すためにはどうすればいいのか? この問いは18年に頻繁に聞かれたものだ。

 大谷の19年の成績はアウォードに値するようなレベルではなかったものの、エンジェルスが当初描いていたプランの妥当性を証明した。大谷の打撃だけを見ていたら、彼が前年に世界最高の打者たちを相手に10試合とは言え好投を繰り広げた事実を信じられないだろう。18年と比べ、19年の打撃成績はややダウンしたものの、改善されたところもある。対左腕投手の打率は60ポイントも上昇しているのだ。
 
 私は、大谷が「歩く歴史の教訓」であることを称賛したい。

 2年前まで、私はブレット・ジョー・ブッシュやクラレンス・ミッチェルのことを知らなかった。1920年、彼らはレッドソックスとドジャースでそれぞれプレーし、シーズン最初の10試合で投手、野手としてそれぞれ出場した。それ以来、同じことを成し遂げた選手は18年の大谷まで出てこなかった。私はまた、88年にヤンキースが投手のリック・ローデンをDHで先発起用した事実を知らなかった。もちろんこれも、大谷まで誰も成し遂げることはなかった。もちろん私はベーブ・ルースのことは知っていた。だが、彼が15本塁打&50投球回を1シーズンに達成した最後の選手であったことは知らなかった。もちろんこれも、大谷が達成したことで再び脚光を浴びた。

 いつの日か、彼はローデン(メジャー通算151勝)やブッシュ(同196勝)以上の選手になるかもしれない。そして、もしかしたらルースのような大きな足跡を残す可能性もある。

 その夢はまだ生きている。シーズンが開幕し、大谷が再び投手としてマウンドに立つことを私は称賛する。まるで大谷の右ヒジが完治するまで、球界全体がシーズン開幕を待っていたかのようだ。確かに、それだけの価値は十分にある。

文●JP・フーンストラ(『オレンジカウンティ・レジスター』紙)

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