現在のニューヨークで〝ベースボールの顔〞といえば、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)とピート・アロンゾ(メッツ)の2人に違いない。どちらも球界屈指のパワーヒッターで、性格の良さでも定評がある。地元のみならず球界を代表するスーパースターになっていく可能性を間違いなく感じさせている。
ジャッジの出現と躍進は爆発的だった。2017年は開幕直後から打ちまくり、ルーキーでは1987年のマーク・マグワイア以来となるシーズン前半戦で30本塁打に到達してオールスターのホームラン・ダービーも優勝。最終的にMLB新人記録(当時)の52本塁打を放って新人王はもちろん、MVP投票でも2位に入るなど、一大センセーションを巻き起こした。
名門ヤンキースの主砲という付加価値も、ジャッジの人気を後押しした。「ジャッジ=判事」にあやかってつけられた〝All Rise(全員起立)〞というニックネームもおなじみになった。プレーオフでも印象的な活躍を見せるなど、かつて絶大な人気を誇ったデレク・ジーターによく似た特徴をいくつも備えている。
そのジャッジとよく似たプロセスを経て、昨年センセーションを巻き起こしたのがアロンゾだ。メッツのトップ・プロスペクトと喧伝され、開幕戦でメジャーデビュー。直後から飛距離抜群の豪快なホームランを打ちまくり、ポジティブなニュースに飢えていたメッツファンを歓喜させた。
ホームラン・ダービーでブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)との激闘を制して優勝すると、後半戦はさらに勢いを増して8月18 日には早くも40号に到達。ナ・リーグの新人本塁打記録を塗り替えると、9月28日には53号を放ってジャッジのMLB新人記録をあっさり塗り替えてしまったのだ。その瞬間のシティ・フィールドの盛り上がりは筆舌に尽くし難いほどだった。ヤンキースに対して劣等感まじりの対抗意識を持っているメッツファンの表情が、この日ほど明るくなったことは近年なかった。
今後、ジャッジとアロンゾはかつてのジーターと同じようにニューヨークの看板を背負い、〝街の顔〞としてプレーすることになる。ただ一つ、決定的に違うのは、凡庸な受け答えが多かった前キャプテンと比べ、彼らはメディア対応にも〝味がある〞ことだ。
ジャッジの出現と躍進は爆発的だった。2017年は開幕直後から打ちまくり、ルーキーでは1987年のマーク・マグワイア以来となるシーズン前半戦で30本塁打に到達してオールスターのホームラン・ダービーも優勝。最終的にMLB新人記録(当時)の52本塁打を放って新人王はもちろん、MVP投票でも2位に入るなど、一大センセーションを巻き起こした。
名門ヤンキースの主砲という付加価値も、ジャッジの人気を後押しした。「ジャッジ=判事」にあやかってつけられた〝All Rise(全員起立)〞というニックネームもおなじみになった。プレーオフでも印象的な活躍を見せるなど、かつて絶大な人気を誇ったデレク・ジーターによく似た特徴をいくつも備えている。
そのジャッジとよく似たプロセスを経て、昨年センセーションを巻き起こしたのがアロンゾだ。メッツのトップ・プロスペクトと喧伝され、開幕戦でメジャーデビュー。直後から飛距離抜群の豪快なホームランを打ちまくり、ポジティブなニュースに飢えていたメッツファンを歓喜させた。
ホームラン・ダービーでブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)との激闘を制して優勝すると、後半戦はさらに勢いを増して8月18 日には早くも40号に到達。ナ・リーグの新人本塁打記録を塗り替えると、9月28日には53号を放ってジャッジのMLB新人記録をあっさり塗り替えてしまったのだ。その瞬間のシティ・フィールドの盛り上がりは筆舌に尽くし難いほどだった。ヤンキースに対して劣等感まじりの対抗意識を持っているメッツファンの表情が、この日ほど明るくなったことは近年なかった。
今後、ジャッジとアロンゾはかつてのジーターと同じようにニューヨークの看板を背負い、〝街の顔〞としてプレーすることになる。ただ一つ、決定的に違うのは、凡庸な受け答えが多かった前キャプテンと比べ、彼らはメディア対応にも〝味がある〞ことだ。