5位 田中将大(2007年/楽天)
28登板 11勝7敗 186.1回 196奪三振 防御率3.82
前年夏の甲子園で斎藤祐樹(現日本ハム)と息詰まる投げ合いを演じ、プロ1年目から即戦力として活躍。当時、楽天の監督を務めていた故・野村克也氏をして、「田中はうちのエース」と言わしめた。実際、チームで2ケタ勝利を挙げたのは田中一人だけだった。196奪三振は高卒新人歴代4位で、ダルビッシュ有に次いでリーグ2位。文句なしで新人王に選ばれた。
4位 江夏豊(1967年/阪神)
42登板 12勝13敗 230.1回 225奪三振 防御率2.74
負け越しはしたものの、225奪三振は両リーグ最多。しかも江夏は変化球が一切投げられず、ほぼストレート一本勝負でこの記録を成し遂げたのだからすごい。新人王には選ばれなかったが、これ以降は99年の松坂大輔(西武)まで高卒新人の2ケタ勝利が出現しなかったことを考えると、過小評価されていると言わざるを得ない。
3位 堀内恒夫(1966年/巨人)
33登板 16勝2敗 181.0回 117奪三振 防御率1.39
“悪太郎”とあだ名された鼻っ柱の強さをプロでも存分に発揮し、初登板から7月末まで、現在もルーキー記録の13連勝を達成。新人王はもちろん、最優秀防御率と最高勝率のタイトルも獲得した。なお打率.250、2本塁打と打撃でも活躍。実力的にはトップでもおかしくないが、江夏と同じく、新人でも比較的活躍しやすい時代だったことから3位に落ち着いた。
2位 松坂大輔(1999年/西武)
25登板 16勝5敗 180.0回 151奪三振 防御率2.60
“平成の怪物”はプロでも怪物だった。最多勝&最高勝率のタイトルに加えて、防御率はリーグ3位、奪三振もリーグ4位と1年目にしてチームのエースに。プロ初登板では片岡篤史(当時日本ハム)を相手に155キロを計測し、イチロー(当時オリックス)を初対決で3打席連続三振に切って取るなど数々の名勝負を演じ、あまりにも鮮烈な印象を残した。
1位 清原和博(1986年/西武)
126試合 打率.304 126安打 31本塁打 78打点 6盗塁 OPS.976
オープン戦で本塁打が1本も出ず周囲をやきもきさせたが、開幕2試合目のデビュー戦第2打席でいきなり本塁打。以降は一塁のレギュラーに定着し、終わってみれば打率・本塁打・打点はすべて高卒新人では史上最高記録で、特に31本塁打は、59年の桑田武(大洋)と並んで、大卒や社会人卒も含めたルーキー記録となっている。広島との日本シリーズでは全試合4番に抜擢され、打率.355(1本塁打)とここでも大活躍。ドラフト制以前の選手を含めても、新人としては歴代最強打者といっても決して過言ではない。
文●SLUGGER編集部
【PHOTOギャラリー】球界を牽引する名手たちの「高校」「大学」当時を秘蔵写真で振り返る
28登板 11勝7敗 186.1回 196奪三振 防御率3.82
前年夏の甲子園で斎藤祐樹(現日本ハム)と息詰まる投げ合いを演じ、プロ1年目から即戦力として活躍。当時、楽天の監督を務めていた故・野村克也氏をして、「田中はうちのエース」と言わしめた。実際、チームで2ケタ勝利を挙げたのは田中一人だけだった。196奪三振は高卒新人歴代4位で、ダルビッシュ有に次いでリーグ2位。文句なしで新人王に選ばれた。
4位 江夏豊(1967年/阪神)
42登板 12勝13敗 230.1回 225奪三振 防御率2.74
負け越しはしたものの、225奪三振は両リーグ最多。しかも江夏は変化球が一切投げられず、ほぼストレート一本勝負でこの記録を成し遂げたのだからすごい。新人王には選ばれなかったが、これ以降は99年の松坂大輔(西武)まで高卒新人の2ケタ勝利が出現しなかったことを考えると、過小評価されていると言わざるを得ない。
3位 堀内恒夫(1966年/巨人)
33登板 16勝2敗 181.0回 117奪三振 防御率1.39
“悪太郎”とあだ名された鼻っ柱の強さをプロでも存分に発揮し、初登板から7月末まで、現在もルーキー記録の13連勝を達成。新人王はもちろん、最優秀防御率と最高勝率のタイトルも獲得した。なお打率.250、2本塁打と打撃でも活躍。実力的にはトップでもおかしくないが、江夏と同じく、新人でも比較的活躍しやすい時代だったことから3位に落ち着いた。
2位 松坂大輔(1999年/西武)
25登板 16勝5敗 180.0回 151奪三振 防御率2.60
“平成の怪物”はプロでも怪物だった。最多勝&最高勝率のタイトルに加えて、防御率はリーグ3位、奪三振もリーグ4位と1年目にしてチームのエースに。プロ初登板では片岡篤史(当時日本ハム)を相手に155キロを計測し、イチロー(当時オリックス)を初対決で3打席連続三振に切って取るなど数々の名勝負を演じ、あまりにも鮮烈な印象を残した。
1位 清原和博(1986年/西武)
126試合 打率.304 126安打 31本塁打 78打点 6盗塁 OPS.976
オープン戦で本塁打が1本も出ず周囲をやきもきさせたが、開幕2試合目のデビュー戦第2打席でいきなり本塁打。以降は一塁のレギュラーに定着し、終わってみれば打率・本塁打・打点はすべて高卒新人では史上最高記録で、特に31本塁打は、59年の桑田武(大洋)と並んで、大卒や社会人卒も含めたルーキー記録となっている。広島との日本シリーズでは全試合4番に抜擢され、打率.355(1本塁打)とここでも大活躍。ドラフト制以前の選手を含めても、新人としては歴代最強打者といっても決して過言ではない。
文●SLUGGER編集部
【PHOTOギャラリー】球界を牽引する名手たちの「高校」「大学」当時を秘蔵写真で振り返る