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高校野球

蘇る“夏“の記憶!甲子園を制した現役選手でベストメンバーを組んでみた

SLUGGER編集部

2020.08.11

 一塁には、現在セ・リーグの首位打者を争う堂林を選出。優勝した09年の甲子園ではエースで4番として5割越えの打率を残すなど、高い打撃センスは高校時代から健在だった。日本文理との決勝では、10対5でリードした9回に4失点と猛攻を浴びて降板。リリーフした投手がかろうじて抑えて優勝したものの、お立ち台で悔し涙を流すシーンが印象的だった。

 三塁の横尾は、今ではフルスウィングが持ち味の大砲として知られるが、高校時代の甲子園では1本もホームランを打っていない。その代わり、11年夏に24打数15安打、打率.625。チームの全得点61点のうち、およそ5分の1にあたる12打点を一人で挙げた。ショートの大城は、2年生で興南の10年春夏連覇に貢献。守備の上手さは当時から知られていて、この年は春夏通じて失策わずか1つだった。

 外野両翼はいずれも、18年に2度目の春夏連覇を達成した大阪桐蔭のメンバーを選出。藤原は俊足も備えた4番打者として、根尾は投手・遊撃手・外野手の“三刀流”をこなす万能選手として、それぞれチームを牽引した。センターは日大三で横尾と同期だった高山。のちに明治大で六大学通算最多の131安打を記録するが、全方向に打ち分けるセンスは高校時代からのもので、3年時には春・夏ともに5割を越える打率を残している。
 
 惜しくも選外となったが、現在ヤクルトでリリーバーとして活躍する近藤一樹も、01年の日大三高優勝メンバー。小笠原慎之介(中日)は東海大相模が15年夏に頂点に立った時のエース。仙台育英との決勝戦では9回に決勝アーチを放った。現在、ともに西武で活躍する高橋光成と今井達也も甲子園優勝投手。高橋は13年夏に2年生エースとして前橋育英を初出場初優勝、今井は16年夏に名門・作新学院を54年ぶりの頂点に導いた。

 野手では、磯村嘉孝(広島)が中京大中京で堂林とバッテリーを組んで全国制覇を経験。野村祐希(日本ハム)は17年に2年生ながら4番打者を務め、花咲徳栄の優勝に貢献。豪快なバッティングフォームから、こともなげに大きな当たりを飛ばしていたのが印象的だった。

構成●SLUGGER編集部

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