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プロ野球

【今週のパ・リーグ展望】3位のロッテは2ゲーム差に迫るソフトバンクと対決! “リベンジ”を狙う男たちにも注目

SLUGGER編集部

2020.08.18

 23日先発が濃厚なバーヘイゲンもいろいろな意味で注目。平均152キロ近いツーシームは威力満点だが、ここまですでに18盗塁を許している。今季から機動力を積極的に使うようになっている楽天がここを狙わないはずもない。捕手との共同作業でランニング・ゲームをどう阻止するかが勝敗の分かれ目になるかもしれない。

 一方の楽天は先発投手陣が心配要素。エース格の則本昂はシーズン最初の4先発で防御率0.98だったのが、以降の6先発では27イニングで25失点(自責点21)と大乱調。肩やヒジに不調があるわけではないとのことだが、ここまで不振が続くと不安が募る。また、松井も先発再転向からなかなか結果が出ないが、18年に球団タイ記録の7者連続奪三振を記録した相手がこの日本ハム戦。浮上のきっかけをつかめるだろうか。
 
●オリックス-西武(京セラドーム)
18日(火)山本由伸-高橋光成
19日(水)田嶋大樹-榎田大樹
20日(木)張奕-十亀剣
21日(金)山崎福也-ニール
22日(土)アルバース-内海哲也
23日(日)吉田凌-松本航

 西武は8月6日から7連敗、対するオリックスは8月に入って2勝10敗1分。芳しくないチーム状況を反映するように、どちらも先発投手陣の台所事情は苦しい。西武は先週の試合に先発した伊藤翔、與座隼人、本田圭佑の3人が登録抹消となり、代わってベテランの榎田、内海が昇格する見込み。20日は同じく経験豊富な十亀か、あるいは新人の浜屋将太が抜擢される可能性もある。西武は16日に本田が勝ち星を手にするまで、14試合連続で先発投手に白星がつかない状態が続いていたが、メンバーの入れ替えで立て直せるだろうか。

 一方のオリックスは、8月のチーム防御率はリーグワーストの5.38。頼みの山本も3試合続けて4失点以上と調子を落としている。西村徳文監督はローテーション再編を明言しているが、具体的にどのような形になるかは不透明。7月頭に鈴木優を抜擢して成功した時と同じく、リリーフで好投している吉田凌を先発で起用する手も面白いかもしれない。また、左脇腹の故障で離脱している山岡泰輔が復帰する可能性も十分ある。

 投手陣の台所事情が苦しいのは同じでも、打線の勢いは違う。8月のチーム打率は西武.248、オリックス.241とそう違わないが、本塁打数は15本と3本。オリックスは8月の13試合で4点以上取った試合は3回しかない。この状況に至ってなお1~3番に長打力に欠ける打者を並べるなど、首をかしげたくなる用兵も目立つ。状況を打開するためにも、開幕直後の超攻撃型布陣に戻すくらいの思い切った手が必要ではないか。

構成●SLUGGER編集部

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