2位のDeNAは、14日の試合でリリーフを務めた石田健大が中1日で先発。しかし、初回、京田陽太、福田永将の連打などで1死二三塁のピンチを招くと、ビシエドを迎えてワイルドピッチで1失点。申告敬遠でビシエドが歩いた後は高橋周平を投手ゴロに打ち取ったが、併殺打を取れずにさらに1点を献上した。
3回から石田に変えて国吉佑樹を投入するも、1死から福田四球の後、ビシエドの二塁打で、1死、二、三塁のピンチを迎えると、高橋に左翼前適時打。2死満塁とした後、木下拓哉にも2点適時打を浴びて、リードを広げられた。
DeNAは小刻みな投手リレーを見せたが、3番手の斎藤俊介、5番手の武藤祐太もそれぞれ失点。ショートスタートの石田を先発に立てた作戦は失敗に終わった。また、この日は敬遠を三度行なったが、どれも次打者に打点を挙げられるなど、空回りだった。
中日は先発した2年目の山本拓実が7回を無失点に抑える好投を見せた。
まだあどけなさが残る19歳だが「1学年上の藤嶋さんが昨年3勝を挙げていたので、そこを目標にしていた」と嬉しい3勝目に笑顔を見せた。
投打がかみ合ったうえ、3位・広島が敗れたことで、中日の自力CS出場が復活。与田剛監督は「いろんな数字が頭にはありますが、だからと言って戦い方を変えることなく精一杯やっていく」と語った。1日空いた後は、巨人との連戦に備える。 もう一つの試合は広島が4−6でヤクルトに連敗。広島はエース・大瀬良大地を立てて必勝を目指したが、6回までに3本の本塁打を浴びるなど5失点でマウンド降りた。打線も反撃を試みたが、2日連続、一歩及ばずに敗れた。
ヤクルトは大瀬良に対して、期待の若手の廣岡大志、村上宗隆、中山翔太が揃ってアーチをかけた。来季に向けて自信になったはずだ。村上は8回にもアーチをかけ、自身が打ち立てた10代での最多本塁打記録を35本に伸ばした。
文●氏原英明(ベースボールジャーナリスト)
【著者プロフィール】
うじはら・ひであき/1977年生まれ。日本のプロ・アマを取材するベースボールジャーナリスト。『スラッガー』をはじめ、数々のウェブ媒体などでも活躍を続ける。近著に『甲子園という病』(新潮社)、『メジャーをかなえた雄星ノート』(文藝春秋社)では監修を務めた。
3回から石田に変えて国吉佑樹を投入するも、1死から福田四球の後、ビシエドの二塁打で、1死、二、三塁のピンチを迎えると、高橋に左翼前適時打。2死満塁とした後、木下拓哉にも2点適時打を浴びて、リードを広げられた。
DeNAは小刻みな投手リレーを見せたが、3番手の斎藤俊介、5番手の武藤祐太もそれぞれ失点。ショートスタートの石田を先発に立てた作戦は失敗に終わった。また、この日は敬遠を三度行なったが、どれも次打者に打点を挙げられるなど、空回りだった。
中日は先発した2年目の山本拓実が7回を無失点に抑える好投を見せた。
まだあどけなさが残る19歳だが「1学年上の藤嶋さんが昨年3勝を挙げていたので、そこを目標にしていた」と嬉しい3勝目に笑顔を見せた。
投打がかみ合ったうえ、3位・広島が敗れたことで、中日の自力CS出場が復活。与田剛監督は「いろんな数字が頭にはありますが、だからと言って戦い方を変えることなく精一杯やっていく」と語った。1日空いた後は、巨人との連戦に備える。 もう一つの試合は広島が4−6でヤクルトに連敗。広島はエース・大瀬良大地を立てて必勝を目指したが、6回までに3本の本塁打を浴びるなど5失点でマウンド降りた。打線も反撃を試みたが、2日連続、一歩及ばずに敗れた。
ヤクルトは大瀬良に対して、期待の若手の廣岡大志、村上宗隆、中山翔太が揃ってアーチをかけた。来季に向けて自信になったはずだ。村上は8回にもアーチをかけ、自身が打ち立てた10代での最多本塁打記録を35本に伸ばした。
文●氏原英明(ベースボールジャーナリスト)
【著者プロフィール】
うじはら・ひであき/1977年生まれ。日本のプロ・アマを取材するベースボールジャーナリスト。『スラッガー』をはじめ、数々のウェブ媒体などでも活躍を続ける。近著に『甲子園という病』(新潮社)、『メジャーをかなえた雄星ノート』(文藝春秋社)では監修を務めた。