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プロ野球

西武がサヨナラ勝ちでマジック「4」。苦手・楽天に貴重な1勝。ソフトバンクは1-0の辛勝も、バンデンハーグが復活星で光明さす

氏原英明

2019.09.21

 2位のソフトバンクは、なんとか食らいついて貴重な勝利を挙げた。

 先発は6月4日以来となるバンデンハーグ。最速154kmのストレートをアウトローに決めるピッチングで6回を3安打無失点に抑える好投を見せた。相手先発の加藤貴之も、低めに丹念に突く投球でキリキリとした試合展開だった。

 均衡を破ったのは3回裏のソフトバンクだった。

 先頭の甲斐拓也が四球で出塁して1死二塁の好機を作ると、2番・今宮健太が中前へしぶとくはじき返し1点を先制した。執念とも言える一打で「僕よりも打っている(川島)慶三さんが犠打で二塁に送っってくれたので、どんな形でも1点が入ればいいという思いで打席に入った」と殊勲の今宮は振り返っている。
 この1点をソフトバンク投手陣は守りきった。
 バンデンハーグのあとを、髙橋純平、モイネロとつないで最後はクローザーの森唯斗が締めくくった。薄氷の勝利で、西武に食らいついている。

 ソフトバンクにとってバンデンハーグの復帰は大きい。
 腰やヒジの怪我などで戦列を離れていたバンデンハーグだったが、この日は、強いボールをアウトコースに角度良く投げ込み、日本ハム打線を封じた。最速は154kmを計測するなど、これほど強いボールを投げる投手は、貴重な戦力となってくるはずだ。

「前向きにマイナスなことを考えずに1日1日を頑張ってきた結果」とバンデンハーグはそう振り返っている。好投して終わるのではなく、勝利がしっかりと付いたこともポジティブに捉えられる要素だ。シーズンクライマックスに向けて、強力な援軍を得たと言っていい。

 パ・リーグのもう一つの試合はオリックスが11−8で勝利した。CSを狙うロッテには、痛い1敗となった。

文●氏原英明(ベースボールジャーナリスト)

【著者プロフィール】
うじはら・ひであき/1977年生まれ。日本のプロ・アマを取材するベースボールジャーナリスト。『スラッガー』をはじめ、数々のウェブ媒体などでも活躍を続ける。近著に『甲子園という病』(新潮社)、『メジャーをかなえた雄星ノート』(文藝春秋社)では監修を務めた。
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