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プロ野球

「来年は一軍にふさわしい力を持っていることを証明したい」――“ダイヤの原石”C・スチュワートの現在地【インタビュー Vol.2】

2019.09.20

現段階での課題を冷静に見つめる一方、自らの長所もしっかり把握しているスチュワート。写真:竹藤光市

現段階での課題を冷静に見つめる一方、自らの長所もしっかり把握しているスチュワート。写真:竹藤光市

 昨年のMLBドラフトで全体8位指名されながら、今年5月にソフトバンクに入団したカーター・スチュワートへのインタビュー。今回は日本野球への印象や現時点での課題、そして一軍デビュー時期について目標などについて話を聞いた。MLBを代表するあの好投手との意外な縁についても語ってくれた。
――日本に来て、ここまでで最大の驚きは何でしょう?

 一番、驚いたのはチームメイトがすごく良くしてくれること。最初はどんな風になるのか全然、見当もつかなかった。同じ外国人でも、サファテやバンディ(バンデンハーク)は年齢も上で「センパイ」だから、周りからもリスペクトされている。でも僕はまだ若いし、どうなるのかなと思っていたんだ。そしたら、みんな僕に話しかけたり、コミュニケーションを取ろうとしてくれた。周りが自分の味方でいてくれるのは、とてもうれしいことだね。
 
――サファテ選手やバンデンハーク選手から日本で成功するための心得は何か教えてもらいましたか?

 日本に来る前に少し。でも、サファテは怪我をしてしまったし、(デスパイネ、グラシアル、モイネロら)キューバの選手はスペイン語だからあまり話せていないんだ。だから、主に話すのはバンディだね。彼も僕と同じピッチャーで、いろんなことを知っている。もう20年もプロとしてやっていて、知識をたくさん持っている。僕の成長を本当に助けてくれていると思う。何かを教えてもらうためでなくても、ただ話すだけでも勉強になるよ。

――日本の野球のスタイルについてどう思いますか?

 アメリカとは全然違う。個人的な意見だけど、バットに当てる技術や小技に関してはアメリカより上だ。守備も打撃もピッチングも、すべてを正確にこなしている。これもアメリカとは大きな違いだね。アメリカでは、本当に上のレベルは違うけど、日本ほど一つ一つのプレーが安定していないから。
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