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プロ野球

【2020ドラフト展望:ヤクルト】スケールの大きい本格派先発右腕を指名してチームの柱に

西尾典文

2020.10.17

 他の野手では、スピードのある選手を一人は確保しておきたい。脚力を重視するなら1位候補の五十幡亮汰(中央大)と匹敵する俊足自慢の並木秀尊(獨協大)、ある程度打てる選手ということであれば、この秋に本塁打を量産している若林楽人(駒沢大)などの大学生外野手はニーズに当てはまる存在と言えるだろう。

 
 看板選手の山田哲人、小川泰弘がFAで流出するかもしれない状況だけに、今年のドラフトの出来が今後数年のチームの命運を左右すると言っても過言ではない。下位指名も含めてどのような選手を選択するのか非常に興味深い。

【表】ヤクルト ポジション別年齢分布

文●西尾典文

【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる。ドラフト、アマチュア野球情報サイト「プロアマ野球研究所(PABBlab)」を2019年8月にリリースして多くの選手やデータを発信している。
 

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