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プロ野球

【ドラフト候補タイプ別診断:即戦力】投手では栗林、野手では牧、五十幡の中大コンビが双璧

西尾典文

2020.10.23

 社会人の野手では、内野手では中野拓夢(三菱自動車岡崎)、外野手では向山基生(NTT東本)を挙げたい。中野は三拍子揃ったショートでパンチ力も光る。向山は強肩強打を備えた社会人でも屈指の実力を誇る外野手だ。昨年は近本光司(阪神)、今年は小深田大翔(楽天)がいきなりレギュラーをつかんでおり、改めて社会人野手の力が見直されているだけに、指名を検討している球団も多いだろう。

 忘れてはならないのが田沢純一(BCリーグ・埼玉武蔵)だ。リーグ戦での成績は防御率3.94ともうひとつの結果に終わったが、スピードはまだ150キロを超え、何よりもメジャーで長くプレーしてきた豊富な経験は大きな武器だ。果たして指名はあるのか。あるとしたらどの球団が何位で指名するのか。それも今年のドラフトの大きな焦点の一つと言える。
 
【2020年ドラフト:主な「即戦力」選手たち】
栗林良吏(トヨタ自動車) 投手
伊藤大海(苫小牧駒沢大) 投手
早川隆久(早稲田大) 投手
田沢純一(BCリーグ・埼玉武蔵)
牧秀悟(中央大) 内野手
中野拓夢(三菱自動車岡崎) 内野手
五十幡亮汰(中央大) 外野手
向山基生(NTT東本) 外野手

文●西尾典文

【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる。ドラフト、アマチュア野球情報サイト「プロアマ野球研究所(PABBlab)」を2019年8月にリリースして多くの選手やデータを発信している。

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