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プロ野球

【2020ドラフト候補ランキング最終版:11~20位】評価上昇中の法大・鈴木など有力大学生が続々登場

西尾典文

2020.10.23

ともに東京六大学で活躍する入江(左)と鈴木(右)。どちらも即戦力として期待される。写真:山手琢也

ともに東京六大学で活躍する入江(左)と鈴木(右)。どちらも即戦力として期待される。写真:山手琢也

 10月12日に高校生・大学生のプロ志望届が締め切られたが、大学進学が有力視されていた高橋宏斗(中京大中京高)に続いて、トミー・ジョン手術を受けた山崎伊織(東海大)もプロ入りを表明。また、大学生は秋季リーグ、社会人は都市対抗予選で最後のアピールを繰り広げている。それらの動きも反映しながら、2020年ドラフト候補ランキングの最終版をまとめた。

 毎年のことではあるが、1位抽選を外した球団やウェーバー順によって指名順位は大きく変動する。”生き物”でもあるドラフト会議を楽しむ上で、ぜひこのランキングを参考にしてもらいたい。

【表】ドラフト候補ランキング1~50位一覧

▼11位:小林樹斗[投手・智弁和歌山高](前回順位:11位)
(こばやし・たつと/右投右打)
将来像:平野佳寿(ダイヤモンドバックス)
 1位の高橋宏斗(中京大中京高)、7位の山下舜平大(福岡大大濠高)の次に大きく評価を上げた高校生投手が小林だ。昨年秋は不調だったものの、今年春から夏にかけてしっかり調子を上げて、甲子園の交流試合でも見事なピッチングを見せた。元々フォームの良さには定評があったが、躍動感が加わりスピードも150キロを超えてきている。若手の本格派投手が欲しい球団は狙い目の選手の一人だ。
タイプ診断:#フォーム◎ #本格派
 
12位:森博人[投手・日本体育大](前回順位:14位)
(もり・ひろと/右投右打/豊川高)
将来像:近藤一樹(ヤクルト)
 リリーフタイプの大学生では伊藤大海(苫小牧駒沢大)に次ぐ存在とも言える本格派右腕。そのスピードはコンスタントに150キロ以上をマークし、コントロールも安定している。打者の手元で鋭く変化するスライダーも大きな武器だ。好投手が多いチームにあって、これまで酷使されていないという点も大きなプラス要因と言えるだろう。
タイプ診断:#柔軟性 #リリーフタイプ

▼13位:小深田大地[三塁手・履正社高](前回順位:12位)
(こぶかた・だいち/右投左打)
将来像:村上宗隆(ヤクルト)
 前回よりも順位を下げているが、これは小深田の評価が下がったというわけではなく、他の選手が急上昇してきたことが要因だ。甲子園の交流試合では1安打に終わったものの、大阪府の独自大会ではその打棒をいかんなく発揮して見せた。長打力と確実性を兼ね備えており、打撃に関しては高校生ナンバーワンであることは間違いないだろう。
タイプ診断:#長距離砲 #中軸候補
 

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