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プロ野球

【ドラフト候補タイプ別診断:スピードスター】プロ野球史上でも屈指の俊足を誇る五十幡は1年目から盗塁王も

西尾典文

2020.10.23

 五十幡に次ぐ存在としては並木秀尊(独協大)の名前が挙がる。昨年行われた大学日本代表候補合宿での50m走では、かなり雑な計測ではあったものの五十幡を超えるタイムもマークして話題となった。首都リーグの二部でプレーしているが、肩の強さとミート力もあり、荻野貴司(ロッテ)のようになれる可能性を秘めた選手である。

 高校生では奥野翔琉(明徳義塾高)が代表格。昨年秋の明治神宮大会では4.0秒を切れば俊足と言われる一塁到達タイムで3.7秒台のタイムを叩き出しており、8月に行われた甲子園交流試合でも2盗塁をマークした。打撃はまだ非力だが、そのスピードは大きな武器であることは間違いないだろう。
 
【2020年ドラフト:主な「スピードスター」たち】
五十幡亮汰(中央大)
並木秀尊(独協大)
奥野翔琉(明徳義塾高)

文●西尾典文

【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる。ドラフト、アマチュア野球情報サイト「プロアマ野球研究所(PABBlab)」を2019年8月にリリースして多くの選手やデータを発信している。

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