専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
プロ野球

セ・リーグの各タイトルが決定!DeNA同士の首位打者争いは佐野に軍配!投手タイトルは菅野と大野でほぼ分け合う

SLUGGER編集部

2020.11.14

投手タイトルを分け合った菅野(左)と大野(右)の両雄。沢村賞争いもこの2人に絞られたか。写真:山崎賢人(菅野)、産経新聞社(大野)

投手タイトルを分け合った菅野(左)と大野(右)の両雄。沢村賞争いもこの2人に絞られたか。写真:山崎賢人(菅野)、産経新聞社(大野)

<投手部門>
【最優秀防御率】
・大野雄大(中日)②/1.82

 平成以降で10人目の6完封、セ・リーグ歴代5位の45イニング連続無失点を記録した大野が、貫禄の2年連続戴冠。防御率1点台は、17年の菅野智之(巨人)以来の高水準だった。ルーキーながら防御率1.91を記録し、大野まであと一歩に迫った森下暢仁(広島)は、惜しくもタイトルに届かなかったが、新人で防御率1点台&2ケタ勝利は66年の堀内恒夫(当時巨人)以来54年ぶりの快挙だった。

【最多勝利】
・菅野智之(巨人)③/14勝
 
 開幕投手としては史上最長となる、開幕13連勝を記録した菅野が、18年以来2年ぶり3度目のタイトル獲得。13勝目で通算100勝も達成した。21先発中16試合でクオリティ・スタート(6回自責点3以内)を達成し、QS率76.2%もリーグトップの数字だった。


【最多奪三振】
・大野雄大(中日)①/148奪三振

 20登板中11登板で投球回以上の三振を奪い、7月31日から8月16日の3試合連続を含め、6度の2ケタ奪三振を記録した大野が、2位の菅野智之(巨人)に17個の差をつけて、最優秀防御率との二冠を達成。奪三振率8.96もキャリアハイの数字だった。
 
【最高勝率】※10勝以上の選手が対象
・菅野智之(巨人)①/勝率.875
 
 開幕13連勝が効いて、ダントツでタイトル獲得。これで通算勝率は.673(101勝49敗)となり、100勝以上の現役投手では和田毅(ソフトバンク/138勝71敗、勝率.660)を抜いてトップに躍り出た。

【最多セーブ】
・R・スアレス(阪神)①/25セーブ

 開幕当初はソフトバンク時代と同じく中継ぎを務めていたが、藤川球児らの不調で急遽クローザーに抜擢され、約4ヵ月でリーグ最多の25セーブを積み上げた。160キロ超の剛速球を武器に、10月15日に高橋周平(中日)にサヨナラ弾を打たれるまで42試合連続で敗戦&被本塁打なしという安定した投球だった。

【最優秀中継ぎ】※HP=ホールドポイント
・祖父江大輔(中日)①/30HP
・福敬登(中日)①/30HP
・清水昇(ヤクルト)①/30HP

 これまでに2人が受賞ということはあったが、3人が同時受賞するのは史上初。また、同一球団から2人受賞者が出るのも史上4度目だった。なお、純粋なホールド数で比べるとトップは清水(30ホールド)で、28ホールドの祖父江は2位。救援勝利で5つある福は、DeNAの石田健大と並んで3位タイ。清水は未勝利で個人タイトルを獲得する史上初の快挙を達成した。

構成●SLUGGER編集部
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号