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プロ野球

【日本シリーズ第2戦|採点&寸評:ソフトバンク】満塁弾を含む6打点のデスパイネがマン・オブ・ザ・マッチ!

氏原英明

2020.11.23

9 捕 甲斐拓也 6.5
2回にセンター左へ本塁打を放ち、ハットでも存在感を発揮。守備では石川柊太を上手くリードし、6回のピンチも切り抜けた。

<途中出場野手>
牧原大成 ―(7回代打→守備)
真砂勇介 ―(7回代走→守備)
明石健志 ―(7回守備)
上林誠知 ―(7回守備)
長谷川勇也 ―(9回代打)
川瀬晃 ―(9回代打→守備)

<投手>
石川柊太 6.5(5.1回)
序盤から飛ばして6回途中2失点で勝利投手。5、6回で反撃を浴びたが、リードのアドバンテージをしっかり活用しての投球だった。

嘉弥真新也 6.5(0.1回)
6回、1死一、二塁で流れが相手に行きそうな場面で登板し、丸佳浩に4球続けてスライダーを投げて三振。“必殺仕事人”にふさわしい一人一殺の活躍だった。

高橋礼 6.0(0.1回)
四球を出して満塁のピンチを作ったものの、最後は中島を三振に切って取ってピンチを脱した。
 
岩嵜翔 6.0(1回)
9点リードの7回に登板して3人で料理。最速154キロとスピードも十分で、いい調整登板になったのではないか。

杉山一樹 6.0(1回)
日本シリーズ初登板は坂本勇人に四球を与えたものの、岡本和真を高めのストレートで空振り三振。無失点で切り抜けた。

椎野新 6.0(1回)
先頭の亀井善行に安打を許したが、中島宏之を併殺に仕留め、結果的に3人で片付けた。

<監督>
工藤公康 7.0
5点リードの6回にピンチを招くと、継投策に入った。巨人打線の目を覚まさせないために先手を打つ采配だったと言える。無失点で切り抜けた直後にデスパイネが満塁弾。ただ勝つだけではない百戦錬磨の采配だった。 

【著者プロフィール】
うじはら・ひであき/1977年生まれ。日本のプロ・アマを取材するベースボールジャーナリスト。『スラッガー』をはじめ、数々のウェブ媒体などでも活躍を続ける。近著に『甲子園という病』(新潮社)、『メジャーをかなえた雄星ノート』(文藝春秋社)では監修を務めた。

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