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プロ野球

驚異的な奪三振率を記録したモイネロ。与四球率ベストはロッテの長身右腕【表彰されざる男たち(パ・リーグ投手編)】

藤原彬

2020.12.26

■QS率(QS÷先発)
1.千賀滉大(ソフトバンク) 77.8%
1.山本由伸(オリックス) 77.8%
3.涌井秀章(楽天) 70.0%

 先発6イニング以上&自責点3で記録されるクオリティ・スタート(QS)は、先発投手の「ゲームを作る能力」を示す。千賀は9月8日以降の9先発ですべてQSを記録して、10月の5先発はいずれも無失点。昨季同様に味方打線の援護が少なく、QSの4試合で黒星がついたが、それでも最多勝獲得はさすがだった。山本はQSをクリアしたうちの6試合で白星がなく、またも2ケタ勝利ならず。笠谷俊介(ソフトバンク)と今井達也(西武)はともに11先発でQS1回のみ(9.1%)。ショートスターター的な役割を担った笠谷は防御率2.84と安定感を見せたが、今井は防御率6.53と打ち込まれた。

■被OPS(出塁率+長打率)
【先発】
1.山本由伸(オリックス) .522
2.石川柊太(ソフトバンク) .556
3.二木康太(ロッテ) .576
【救援】
1.平良海馬(西武) .485
2.森脇亮介(西武) .486
3.モイネロ(ソフトバンク) .497

 2年連続で先発1位の山本はリーグベストの被長打率.256をマークし、被OPSも昨季(.547)からさらに向上。防御率(1.95→2.20)こそ若干落としてタイトルを取り逃したが、支配力には拍車がかかっている。二木は被出塁率.244がリーグベスト。救援で1、2位を占めた2人の飛躍により、西武は弱点だったブルペンの強化に成功した。変則フォームでスレンダーな森脇と、3ケタの体重から160kmの速球を繰り出す平良の対照的な2人が試合終盤を引き締めた。
 
■被打率
【先発】
1.石川柊太(ソフトバンク) .178
2.山本由伸(オリックス) .185
3.東浜巨(ソフトバンク) .198
【救援】
1.平良海馬(西武) .129
2.森脇亮介(西武) .148
3.モイネロ(ソフトバンク) .164

 石川は8月1日の西武戦で6回まで無安打のプロ初完封勝利。被安打3以下が先発ではリーグ最多の8試合と攻略は難関だった。東浜は走者のある時でも.161、得点圏では.135と、追い込まれるほど粘り強さを見せた。ちなみに、リーグワーストはニール(西武)の.290で、昨季の好投を再現できず。救援は被OPSベスト3と同じ顔ぶれ。平良はソフトバンク戦で特に強く、打者32人に対して無安打、森脇も27人に被安打1と相性抜群だった。

文●藤原彬

著者プロフィール
ふじわら・あきら/1984年生まれ。『SLUGGER』編集部に2014年から3年在籍し、現在はユーティリティとして編集・執筆・校正に携わる。ツイッターIDは@Struggler_AKIRA。
 

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