●安打
1位:秋山翔吾(西武) 216安打|2015年
2位:マートン(阪神) 214安打|2010年
3位:青木宣親(ヤクルト) 210安打|2010年
1994年のイチロー(210本)を除き、安打数のシーズン記録トップ10はすべて2000年代に誕生した。これは、試合数が130から増えた(現在は143)ことが大きな原因だ。中でも10年が凄まじく、来日1年目のマートンが日本記録を更新、青木宣親は94年のイチローに並ぶ210安打、西岡剛(ロッテ)も206安打を量産した。
そして5年後の15年、秋山は6月から7月にかけて歴代3位となる31試合連続安打を記録するなどハイペースでヒットを積み上げ、9月にシーズン200安打に到達、最終戦で日本新記録となる215安打、216安打目を放った。もっとも、日本記録を更新した秋山もマートンも首位打者は逃しているのが面白い。秋山は打率.359で柳田悠岐(ソフトバンク/.363)に、マートン(.349)は青木(.358)と平野恵一(阪神/.350)に次ぐ3位だった。
●最高出塁率
1位:小笠原道大(日本ハム) .473|2003年
2位:柳田悠岐(ソフトバンク) .469|2015年
3位:丸佳浩(広島) .468|2018年
セイバーメトリクスでは、出塁率こそが打者にとって最も重要なスタッツであるとも言われる。2000年代のシーズン出塁率1位をマークしたのはフルスウィングが代名詞だった小笠原。チームが北海道に移転する前年の03年、打率.360で首位打者を獲得しただけでなく、タイトルが制定された1985年以降ではパ・リーグ歴代3位の出塁率.473をマークした。打率部門でも3位に入っていた15年の柳田は、ここでも顔を出している。この年から4年連続で最高出塁率を獲得。今季も自己2位となる.449を記録したものの、タイトルは.465の近藤健介(日本ハム)に阻まれた。
3位は広島最終年の丸佳浩がランクイン。この年の丸は打率こそ.306と飛び抜けた数字ではなく、130三振はリーグ最多だったが、その一方で歴代4位となる130四球を選び、四球率も歴代8位の23.0%と異常なまでの“お散歩マシーン”ぶりを発揮して2年連続のMVPに輝いた。
●盗塁
1位:赤星憲広(阪神) 64個|2004年
2位:赤星憲広(阪神) 61個|2003年
3位:赤星憲広(阪神) 60個|2005年
本多雄一(ソフトバンク) 60個|2011年
2000年代の盗塁ランキングは、まさに“赤星無双”。セ・リーグでは05年の赤星を最後に60はおろか50盗塁以上の選手が出ていないことも、彼の凄さを強調させる。赤星に並ぶ3位タイに入った本多の60盗塁は、福岡移転後の1989年以降では球団最多。本多と同時期には片岡易之(西武)や聖澤諒(楽天)も50盗塁以上を記録するハイレベルな盗塁王争いが演じられた。今季は周東佑京(ソフトバンク)の活躍が目覚ましかったが、果たして来季は現在、一塁コーチを務める“師匠”の本多と肩を並べる60盗塁の大台到達となるか注目したい。
構成●SLUGGER編集部
1位:秋山翔吾(西武) 216安打|2015年
2位:マートン(阪神) 214安打|2010年
3位:青木宣親(ヤクルト) 210安打|2010年
1994年のイチロー(210本)を除き、安打数のシーズン記録トップ10はすべて2000年代に誕生した。これは、試合数が130から増えた(現在は143)ことが大きな原因だ。中でも10年が凄まじく、来日1年目のマートンが日本記録を更新、青木宣親は94年のイチローに並ぶ210安打、西岡剛(ロッテ)も206安打を量産した。
そして5年後の15年、秋山は6月から7月にかけて歴代3位となる31試合連続安打を記録するなどハイペースでヒットを積み上げ、9月にシーズン200安打に到達、最終戦で日本新記録となる215安打、216安打目を放った。もっとも、日本記録を更新した秋山もマートンも首位打者は逃しているのが面白い。秋山は打率.359で柳田悠岐(ソフトバンク/.363)に、マートン(.349)は青木(.358)と平野恵一(阪神/.350)に次ぐ3位だった。
●最高出塁率
1位:小笠原道大(日本ハム) .473|2003年
2位:柳田悠岐(ソフトバンク) .469|2015年
3位:丸佳浩(広島) .468|2018年
セイバーメトリクスでは、出塁率こそが打者にとって最も重要なスタッツであるとも言われる。2000年代のシーズン出塁率1位をマークしたのはフルスウィングが代名詞だった小笠原。チームが北海道に移転する前年の03年、打率.360で首位打者を獲得しただけでなく、タイトルが制定された1985年以降ではパ・リーグ歴代3位の出塁率.473をマークした。打率部門でも3位に入っていた15年の柳田は、ここでも顔を出している。この年から4年連続で最高出塁率を獲得。今季も自己2位となる.449を記録したものの、タイトルは.465の近藤健介(日本ハム)に阻まれた。
3位は広島最終年の丸佳浩がランクイン。この年の丸は打率こそ.306と飛び抜けた数字ではなく、130三振はリーグ最多だったが、その一方で歴代4位となる130四球を選び、四球率も歴代8位の23.0%と異常なまでの“お散歩マシーン”ぶりを発揮して2年連続のMVPに輝いた。
●盗塁
1位:赤星憲広(阪神) 64個|2004年
2位:赤星憲広(阪神) 61個|2003年
3位:赤星憲広(阪神) 60個|2005年
本多雄一(ソフトバンク) 60個|2011年
2000年代の盗塁ランキングは、まさに“赤星無双”。セ・リーグでは05年の赤星を最後に60はおろか50盗塁以上の選手が出ていないことも、彼の凄さを強調させる。赤星に並ぶ3位タイに入った本多の60盗塁は、福岡移転後の1989年以降では球団最多。本多と同時期には片岡易之(西武)や聖澤諒(楽天)も50盗塁以上を記録するハイレベルな盗塁王争いが演じられた。今季は周東佑京(ソフトバンク)の活躍が目覚ましかったが、果たして来季は現在、一塁コーチを務める“師匠”の本多と肩を並べる60盗塁の大台到達となるか注目したい。
構成●SLUGGER編集部