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プロ野球

「イメージに近いのは中村紀洋さん」フォーム改造中の山川穂高が理想の打撃を語る〈SLUGGER〉

白鳥純一

2021.02.06

――かつて、多村仁志さん(現野球解説者)から、「ルーキー時代の山川さんにバットをあげたことがある」というお話をお聞きしたことがあります。

 当時は「本塁打バッターがどんなバットを使っているか?」が知りたくて、バットをいただきました。多村さんや中村紀洋さんなどのような、プロの世界で活躍されてきた長距離打者のバットと、自分のバットを照らし合わせながら参考にしていました。

――どのあたりを参考にされたのですか? 特徴的なバットを使われている選手はいましたか?

 長距離打者は、比較的重いバットを使っている方が多かったです。その中でも特徴的だったのは中村紀洋さんのバットでした。他の人よりも明らかに長く、グリップが細い。

 まるでノックバットのようでした。僕のバットよりもはるかに細いグリップだったので、もらったバットの中では特に印象に残っています。少し使ってみたこともありましたが、(使いこなすのは)無理でしたね。
 
――ホームランバッターは、重いバットを使った方が良いのでしょうか?

 僕もそうですし、中村紀洋さんや中村剛也さん(西武)もヘッドが効いていて、トップバランスの(バットの先端に芯がある)バットを使っているケースが比較的多いですが、ギータ(柳田悠岐/福岡)さんは、芯が手元にあるミドルのバットではないかなと思います。

 先ほど話に出た渡部もミドルのバットを使っているのですが、今のバットでもこれまでも本塁打を打ててきたわけですし、個人的には「そのまま好きなように打てばいいんじゃないか?」と思います。(渡部選手は)プロの世界で、まだ何もやっていないわけですしね。一番困るのが僕のバット使って打てないこと。それは何としても避けて欲しいです。
 

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