この日は捕手・小林を座らせてから、まずは真ん中へ5球。小気味よいミットの音がブルペンに響き渡る。その後は右打者のアウトコースへ5球、インコースへ5球、最後は2球ずつ両サイドへと、小林にコースを指示を出しながらの投球で、最後は再び、真ん中へのストレートで20球。制球力向上への意識の強さを感じさせるものだった。
投げ終えた後、小林とのグータッチでは白い歯を見せていたビエイラ。投球に手応えを感じてのことかと尋ねると意外な答えが返ってきた。
「今日の仕事が良かったということよりも、自分は元々、周りの環境に左右されずに、どんな状況でも楽しもうと思ってやっています。例えば悪天候でコンディションが悪いような時でも、しっかり楽しんで、その上でしっかり投げて行こうという意識でやっています。真面目に楽しんで取り組んでいるので、あの笑顔になったと思います」
1年目の昨シーズンは契約の関係で、メキシコ、アメリカ、ブラジルへと移動が多くなり、コンディションを整えきれぬままの来日となった。しかし、今シーズンは隔離期間はあったものの、フィジカル面もしっかり準備しての来日で、心身ともに準備は万端だという。巨人は外国人8人制を敷いているが、その競争すらも楽しみに変え、最速167キロの豪速球を、今季も一軍の舞台で見せることができるか。
取材・文●岩国誠
投げ終えた後、小林とのグータッチでは白い歯を見せていたビエイラ。投球に手応えを感じてのことかと尋ねると意外な答えが返ってきた。
「今日の仕事が良かったということよりも、自分は元々、周りの環境に左右されずに、どんな状況でも楽しもうと思ってやっています。例えば悪天候でコンディションが悪いような時でも、しっかり楽しんで、その上でしっかり投げて行こうという意識でやっています。真面目に楽しんで取り組んでいるので、あの笑顔になったと思います」
1年目の昨シーズンは契約の関係で、メキシコ、アメリカ、ブラジルへと移動が多くなり、コンディションを整えきれぬままの来日となった。しかし、今シーズンは隔離期間はあったものの、フィジカル面もしっかり準備しての来日で、心身ともに準備は万端だという。巨人は外国人8人制を敷いているが、その競争すらも楽しみに変え、最速167キロの豪速球を、今季も一軍の舞台で見せることができるか。
取材・文●岩国誠