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プロ野球

【ドラフト候補ランキングベスト50:11~20位】高校球界屈指のスラッガー石川に加え、総合力に秀でたあの高校生捕手がランクイン

2019.10.11

16位:宮城大弥[投手・興南高]
(みやぎ・ひろや/左投左打)
 沖縄が誇る高校生No.1左腕。身長172cmと上背はないものの、下半身の強いフォームから放る145kmを超えるストレートの勢いと角度は出色。打者の手元で、まるで生き物のように鋭く変化するカーブ、スライダー、チェンジアップも高校生離れしている。スタミナも十分で、リリーフであれば早くから一軍の戦力になる可能性が高い。
■タイプ診断:#安定感

17位:高部瑛斗[外野手・国士舘大]
(たかべ・あきと/右投左打)
 走攻守三拍子揃い、大学球界では最高の外野手との呼び声高い。東都二部に所属ながら、高い打撃技術は一級品だ。広角に打ち分けるバットコントロールに、最終学年はパワーも加わってきた。脚力と積極的な走塁、外野から見せるスローイングもアマチュアトップレベル。大きな欠点がないだけに、早い段階から一軍の戦力として期待できるだろう。
■タイプ診断:#走攻守 #総合力

18位:鈴木寛人[投手・霞ケ浦高]
(すずき・ひろと/右投右打)
 毎年のように好投手を輩出する霞ケ浦でも、そのポテンシャルの高さは歴代最高だろう。身長186cmと大柄ながらもフォームに悪い癖がなく、高いリリース位置からスムースに腕を振ることができる。指先の感覚にも優れ、制球力も一定の水準。今夏の甲子園では履正社に打ち込まれたが、それでも能力の高さは十分に感じられ、大会全体でも強い印象を残した。
■タイプ診断:#ダイヤの原石 #本格派
19位:森敬斗[遊撃手・桐蔭学園高]
(もり・けいと/右投左打)
 抜群のスピードが魅力のショートストップ。守備の凡ミスは時折あるものの、捕球に入る時のスピードには目を見張るものがあり、スローイングにも強さがある。打者走者としては全力疾走を怠らず、次の塁を狙う走塁も大きな武器だ。U-18W杯では全試合で「1番・センター」を任せられ、積極的な打撃と走塁でチームを牽引する活躍を見せた。
■タイプ診断:#俊足 #積極性

20位:浜屋将太[投手・三菱日立パワーシステムズ]
(はまや・しょうた/左投左打)
 今年の社会人では指折りの実戦派。上背はそれほどないものの、スムースで引っかかりのないフォームからコンスタントに140km台中盤の快速球を放る。ボールにはサウスポーらしい角度があり、制球力も高い。先発、リリーフどちらでも対応でき、即戦力として期待できる存在だ。
■タイプ診断:#実戦型 #即戦力

【21~30位に続く】

文●西尾典文

【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる。ドラフト、アマチュア野球情報サイト「PABBlab」を今年8月にリリースして多くの選手やデータを発信している。

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