●「負の歴史」を振り払い悲願のワールドシリーズへ
ワイルドカード・ゲーム展望でも紹介したように、昨年までのナショナルズには常に「土壇場で勝負弱い」というレッテルが貼られてきた。しかし、ブルワーズとのワイルドカード・ゲームでは8回裏に一挙3点を挙げて逆転勝ち、ドジャースとの地区シリーズでも1勝2敗と王手をかけられながらそこから2連勝。第4戦では8回にサイ・ヤング賞3度のクレイトン・カーショウから連続ホームランを打って同点に追いつき、延長10回に満塁本塁打で決勝点を挙げる劇的な勝利を収めた。
同じようにプレーオフで「負のジンクス」を持つアスレティックスやツインズ、ブレーブスがいずれも初戦で敗退したのとは対照的。まさに意気軒昂といった状態だ。前身のモントリオール・エクスポズ時代も含め、1969年の球団創設から51年目にして初のワールドシリーズまであと一歩。同じワシントンDCを本拠地にするNHLキャピタルズの選手たちが遠征時にチームそろってナショナルズのユニフォームを着るなど、今や街全体を挙げてナショナルズをサポートしている。
●ソトは苦手カーディナルスを克服できるか
ただ、ナショナルズにとっては気になるデータがある。それは、3番を務める主砲ホアン・ソトがカーディナルスに弱いこと。今季は17打数2安打の打率.118。これだけなら、試合数が少ないだけにそこまで気にすることもないのだが、実は昨年も21打数3安打の打率.143と打っていない。2年間の数字をトータルすると、38打数5安打、打率.132。もしソトが封じられるようだと、ナショナルズの得点力はかなりダウンしてしまう。
光明があるとすれば、明日の第1戦に先発するマイルズ・マイコラスから昨年ホームランを打っていること。明日も同じようにマイコラスを攻略できれば、乗っていけるかもしれない。
構成●スラッガー編集部
ワイルドカード・ゲーム展望でも紹介したように、昨年までのナショナルズには常に「土壇場で勝負弱い」というレッテルが貼られてきた。しかし、ブルワーズとのワイルドカード・ゲームでは8回裏に一挙3点を挙げて逆転勝ち、ドジャースとの地区シリーズでも1勝2敗と王手をかけられながらそこから2連勝。第4戦では8回にサイ・ヤング賞3度のクレイトン・カーショウから連続ホームランを打って同点に追いつき、延長10回に満塁本塁打で決勝点を挙げる劇的な勝利を収めた。
同じようにプレーオフで「負のジンクス」を持つアスレティックスやツインズ、ブレーブスがいずれも初戦で敗退したのとは対照的。まさに意気軒昂といった状態だ。前身のモントリオール・エクスポズ時代も含め、1969年の球団創設から51年目にして初のワールドシリーズまであと一歩。同じワシントンDCを本拠地にするNHLキャピタルズの選手たちが遠征時にチームそろってナショナルズのユニフォームを着るなど、今や街全体を挙げてナショナルズをサポートしている。
●ソトは苦手カーディナルスを克服できるか
ただ、ナショナルズにとっては気になるデータがある。それは、3番を務める主砲ホアン・ソトがカーディナルスに弱いこと。今季は17打数2安打の打率.118。これだけなら、試合数が少ないだけにそこまで気にすることもないのだが、実は昨年も21打数3安打の打率.143と打っていない。2年間の数字をトータルすると、38打数5安打、打率.132。もしソトが封じられるようだと、ナショナルズの得点力はかなりダウンしてしまう。
光明があるとすれば、明日の第1戦に先発するマイルズ・マイコラスから昨年ホームランを打っていること。明日も同じようにマイコラスを攻略できれば、乗っていけるかもしれない。
構成●スラッガー編集部