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MLB

アクーニャJr.のパワー&スピードをカーディナルスが食い止められるか?【MLB地区シリーズ展望】

スラッガー編集部

2019.10.03

昨年の日米野球にも参加したアクーニャJr.。メジャー2年目の今季は41本塁打&37盗塁の活躍で2年目のジンクスを吹き飛ばした。(C)Getty Images

昨年の日米野球にも参加したアクーニャJr.。メジャー2年目の今季は41本塁打&37盗塁の活躍で2年目のジンクスを吹き飛ばした。(C)Getty Images

 MLBのプレーオフは明日(現地10月3日/日本時間4日)からナショナル・リーグの地区シリーズがスタートする。中地区1位のカーディナルスと東地区1位ブレーブスの対戦は、レギュラーシーズンでは4勝2敗でブレーブスが勝ち越しているが、果たしてポストシーズンはどうなるだろうか?

●“後半戦最強投手”フラハティ
 カーディナルス投手陣のキーマンは、第1戦に先発する元巨人のマイルズ・マイコラスではなく、第2戦予定のジャック・フラハティだ。メジャー3年目、24歳のフラハティは、前半戦こそ防御率4.64と振るわなかったが、後半戦はMLB歴代2位の0.91(70投球回以上)と圧巻のピッチングを披露し、サイ・ヤング賞候補に目されるまでになった。決め球は空振り率45%を超えるスライダー。後半戦は時折、混ぜるカーブの威力も高まっていて、攻略はかなり困難だ。37本塁打以上の打者を3人擁するブレーブスとの対決はどちらに軍配が上がるだろうか。
 
●アクーニャJr.のパワー&スピードを食い止めろ!
 ブレーブスの注目は何と言ってもメジャー2年目のロナルド・アクーニャJr.。20歳でメジャーデビューを果たした昨年は新人王を獲得し、プレーオフでは史上最年少で満塁ホームランを放った。今季も2年目のジンクスを吹き飛ばす活躍を見せ、終盤の故障で史上4人目の40本塁打&40盗塁の快挙は逃したものの、37盗塁でタイトルを獲得した。

 一方、名捕手ヤディアー・モリーナ率いるカーディナルス捕手陣が今季許した盗塁はたった34で、これはMLB最少。盗塁阻止率は35.8%も3位で、ランニングゲームの阻止にはかなり自信を持っている。その中でも、アクーニャJr.はカーディナルス戦6試合で2盗塁を決めているが、打撃では24打数で打率.250ながら長打は0本。カーディナルスがアクーニャJr.のパワーとスピードをどう食い止めるかもシリーズの流れを大きく左右するだろう。

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