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プロ野球

【パ・リーグ各球団で在籍が最も長い助っ人は?】西武の大砲カブレラと並んで球団野手最長の現役選手は?ロッテは投打ともに助っ人10年選手が存在する唯一のチーム

SLUGGER編集部

2021.03.06

▼楽天
投手:ダレル・ラズナー(5年/09~13年)
野手:ゼラス・ウィーラー(5年/15~19年)

 まだ球団の歴史が浅いこともあってか、助っ人の在籍年数は総じて短い。野手最長のウィーラーは助っ人ながらチームの副キャプテンを務めるなど人望が厚く、またファンからも人気を博したが、昨季は楽天で1試合も出場しないまま6月下旬にトレードで巨人へ移籍してしまった。投手最長のラズナーは、当初は先発だったが結果を残せず、来日3年目からはクローザーに転向。13年には17セーブを挙げて球団史上初の日本一に貢献している。なお、この2人は来日前年にヤンキースに在籍していたという共通点がある。

▼日本ハム
投手:カルロス・ミラバル(6年/00~05年)
野手:トミー・クルーズ(6年/80~85年)、シャーマン・オバンドー(99~02、04~05年)

 楽天とは対照的に、球団の歴史の長さに比べると助っ人の在籍年数が短い。ミラバルは00年に加入し、当初はクローザーを務めていたが、3年目から先発に転向。03年には16勝を挙げるなどエースとして活躍し、開幕投手を2度務めた。クルーズは在籍6年間で一度もシーズン50三振を上回ったことがないなど、助っ人らしからぬコンタクトヒッターぶりが光った。オバンドーは00年にイチローに次ぐリーグ2位の打率.332を記録するなど実力はあったがとにかく故障が多く、在籍6年間で100試合以上に出場したのは2度だけ。02年限りで一度退団するが、04年に入団テストを受けてまで復帰するなど「ファイターズ愛」を貫いた選手でもあった。
 
▼オリックス
投手:ブランドン・ディクソン(8年/13年~)
野手:ロベルト・バルボン(10年/55~64年)

 さまざまな個性派助っ人が登場してファンを沸かせてきた歴史を持ち、キューバ出身のバルボンはまさにその代表例。俊足を武器に盗塁王を3度獲得。現役引退後もコーチや通訳などを務め、すでに半世紀以上も球団に関わり続けているが、これには現役中にキューバ革命が勃発して帰国できなくなったという裏事情も関係している。一方、投手は現在もチームを支え続けるディクソンが最長。13年の来日から6年間は先発として、その後2年間はクローザーとして活躍し、9年目となる今季は再び先発に戻る見込みだ。

構成●SLUGGER編集部

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