●リリーフ陣の再構築
昨年、リーグワーストの防御率(4.64)に沈んだリリーフ陣の再構築も、今季の成否を分ける大きなポイントとなる。しかし、現有戦力で計算できる駒は少なく、加えて昨年守護神を担ったフランスアが右ヒザ手術で長期離脱と苦境に陥っているのが現状だ。
そこで期待がかかるのが、リリーフ起用が濃厚な栗林良吏、森浦大輔、大道温貴のルーキートリオ。オープン戦では各々が持ち味を発揮し、3人合計でわずか1失点と好投を続け、3人とも勝ちパターンでの起用も想定される。ここに塹江敦哉、ケムナ誠、島内颯太郎らが加われば、佐々岡監督が就任当初望んだパワーピッチャー揃いのリリーフ陣の構築も可能となる。未知数な部分もあるとはいえ、彼らがリーグ3連覇を支えた面々に取って代わることができれば、自然とブルペン再構築も完成に向かうはずだ。
●注目選手
栗林良吏
トヨタ自動車からドラフト1位で入団した右腕は、練習試合とオープン戦を含めた実戦7登板で無失点と、ここまではプロの打者をしっかり封じ込めている。ホップするような速球と鋭いフォークで空振りを誘え、縦のゾーンで勝負できる点を見ても、クローザー向きのタイプと言えよう。ルーキーながら重責を背負うこととなるが、同じ境遇の経験を持つ永川勝浩投手コーチの存在は大きいはずだ。
守護神が固まらず、波に乗れなかった昨季序盤のことを考えると、クローザーの出来はチームの浮沈を大きく左右する。そう考えれば、栗林の働きが2021年の広島の成否のカギを握ると言えるかもしれない。
文●yuma
【著者プロフィール】
1994年生まれ。シーツ・ラロッカの外国人二遊間に魅せられて以降、15年来の広島ファン。Twitterやnoteにて、主に広島の各選手や戦力についての分析を行っている。好きな選手は同い年の鈴木誠也。Twitter IDは@yumambcp。
【宮崎キャンプPHOTO】広島|1軍を目指しトレーニングが続く広島日南キャンプ
昨年、リーグワーストの防御率(4.64)に沈んだリリーフ陣の再構築も、今季の成否を分ける大きなポイントとなる。しかし、現有戦力で計算できる駒は少なく、加えて昨年守護神を担ったフランスアが右ヒザ手術で長期離脱と苦境に陥っているのが現状だ。
そこで期待がかかるのが、リリーフ起用が濃厚な栗林良吏、森浦大輔、大道温貴のルーキートリオ。オープン戦では各々が持ち味を発揮し、3人合計でわずか1失点と好投を続け、3人とも勝ちパターンでの起用も想定される。ここに塹江敦哉、ケムナ誠、島内颯太郎らが加われば、佐々岡監督が就任当初望んだパワーピッチャー揃いのリリーフ陣の構築も可能となる。未知数な部分もあるとはいえ、彼らがリーグ3連覇を支えた面々に取って代わることができれば、自然とブルペン再構築も完成に向かうはずだ。
●注目選手
栗林良吏
トヨタ自動車からドラフト1位で入団した右腕は、練習試合とオープン戦を含めた実戦7登板で無失点と、ここまではプロの打者をしっかり封じ込めている。ホップするような速球と鋭いフォークで空振りを誘え、縦のゾーンで勝負できる点を見ても、クローザー向きのタイプと言えよう。ルーキーながら重責を背負うこととなるが、同じ境遇の経験を持つ永川勝浩投手コーチの存在は大きいはずだ。
守護神が固まらず、波に乗れなかった昨季序盤のことを考えると、クローザーの出来はチームの浮沈を大きく左右する。そう考えれば、栗林の働きが2021年の広島の成否のカギを握ると言えるかもしれない。
文●yuma
【著者プロフィール】
1994年生まれ。シーツ・ラロッカの外国人二遊間に魅せられて以降、15年来の広島ファン。Twitterやnoteにて、主に広島の各選手や戦力についての分析を行っている。好きな選手は同い年の鈴木誠也。Twitter IDは@yumambcp。
【宮崎キャンプPHOTO】広島|1軍を目指しトレーニングが続く広島日南キャンプ