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高校野球

【センバツ】たまらん守備の遊撃に強肩捕手、21世紀枠からの逸材も!アマ野球ライターが「衝撃を受けた」野手5人とは

西尾典文

2021.04.01

【今大会最大のサプライズ! 21世紀枠とは思えぬ素材の高さ】
●2位:前田銀治(三島南3年・中堅手)

 チームは初戦で敗れたが、個人的な驚きという意味で大会ナンバーワンだった。シートノックではセンターからサード、ホームへ低い軌道で見事な返球を連発。バッティングに関しては少しグリップの位置が低く、タイミングの取り方もせわしない感はしたものの、ライトへの三塁打&レフト前ヒットはいずれも強烈な打球で、パワーのポテンシャルを感じさせた。

 181㎝、89㎏というたくましい体格を誇り、どんどん加速していくようなベースランニングも迫力十分。野手でこれだけの素材が21世紀枠で出場のチームから出てくるのは非常に珍しい。今年のドラフト指名となると下位から育成というのが現時点でのラインと思われるが、ぜひ早くからプロで鍛えてもらいたい素材だ。
 
【“打者不作”にあって圧巻の打力を披露!ドラフト上位指名も狙える逸材 】
●1位:松川虎生(市和歌山3年・捕手)

 2003年大会以来となる2ケタ本塁打に達しなかった今大会。強打者が少なかった印象もあった中でも、バッティングでは間違いなくナンバーワンと言える迫力だったのが松川だ。左足を大きく上げてタイミングをとるが、下半身に強さと粘りがあるため体勢が大きく崩れることなく変化球にもしっかり対応することができる。ヘッドスピード、インパクトの強さも突出しており、常に長打が出そうな雰囲気があった。

 捕手としてはフットワークの良さが光ったが、スローイングの正確性が少し課題となる。もう少し丁寧に速く投げられるようになれば、さらに評価は上がることは間違いない。1位とまではいかなくても、貴重な打てる捕手として2位前後で指名を検討する球団も出てくるだろう。

文●西尾典文

【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間約300試合を取材。2017年からはスカイAのドラフト中継で解説も務め、noteでの「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも多くの選手やデータを発信している。

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