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大谷翔平に付きまとう疑問「二刀流はいつまで続けられるか」を米紙が検証! 専門家やNPB投手の見解は?

THE DIGEST編集部

2021.05.20

身体への負担が大きいピッチングも、ここまでは十分にこなしている大谷だが、この先、「投打」のどちらかを諦める日は来るのだろうか。(C)Getty Images

身体への負担が大きいピッチングも、ここまでは十分にこなしている大谷だが、この先、「投打」のどちらかを諦める日は来るのだろうか。(C)Getty Images

 同紙は、さらに日本の野球が投手を酷使する“文化”があるとも指摘し、大谷が渡米前にその被害を受けている可能性を危惧した。

 しかし、NPB歴の長いデニス・サファテ(現・福岡ソフトバンクホークス)の「北海道日本ハムファイターズは、彼をしっかり休ませ、保護するために良い仕事をした」というコメントが、これを否定。ただ、NPB通算234セーブを成し遂げた40歳の名投手は「ある時点で、オオタニは(投手か打者の)どちらかを選ばなければならないと思う」とも語っている。
 
 サファテの持論に、前述のハウス氏は、大谷の「投打のメカニズムの効率が良い」との理由で「二者択一は必要ない」と分析しつつ、唯一「右肘への負担」を指摘。それは投球ではなく、打撃の際に生じるもので、スイングをしっかりと両手でフィニッシュするのが望ましいという。

 これらのケアがなされれば「(二刀流継続が)不可能な理由がない」とのハウス氏の言葉で記事は締められている。実現するための困難を乗り越えた大谷とエンジェルスは、これを持続するうえでも世界に驚きを提供できるか。

構成●THE DIGEST編集部
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