■2位 2016年6月18日 オリックスvs広島 @マツダスタジアム
この年、開幕から好調でライトのレギュラーに定着した鈴木誠也(広島)は、交流戦に入ってからも打率4割超の大活躍。最終カードとなるオリックス戦を迎える頃には、開幕当初7番だった打順が5番まで上がっていた。前日に延長12回にサヨナラ2ランを放った鈴木は、この日も2点ビハインドの9回1死一、三塁の好機で魅せた。
マウンドにはオリックスの守護神・平野佳寿。カウント1-2と追い込まれた後、4球目のフォークを完璧に捉えた当たりは、カープファンで埋め尽くされたレフトスタンドへ。史上10人目の2試合連続サヨナラ弾を決めた鈴木の神がかり的な活躍に、当時の緒方孝市監督は「今どきの言葉で言うなら『神ってる』よな」と称賛。この「神ってる」は瞬く間に浸透し、この年の流行語大賞に選ばれるまでになった。
■1位 2012年5月30日 巨人vs楽天 @東京ドーム
この日の先発は、巨人が杉内俊哉、楽天が田中将大。当時のプロ野球を代表するエース同士の投げ合いは、史上屈指の投手戦となった。田中が6回まで散発3安打に封じれば、杉内は11三振を奪う一方で一人のランナーも許さぬパーフェクトピッチング。スコアボードには0が並んだ。
迎えた7回裏、田中は連続三振で2アウトとするが、5番の阿部慎之助がレフト前ヒットを放ち、2死一塁。続く高橋由伸がカウント1-1からの3球目、真ん中に入ったストレートをバックスクリーン左へ運び、巨人が2点を先制した。
均衡が破れた後も杉内の好投は続いた。完全試合まであと一人とした9回2死、中島俊哉に2ストライクから四球を与え、惜しくもプロ野球史上16人目の大記録は潰えた。だが、杉内は続く聖澤諒をこの日14個目の三振に見事打ち取ると、天を仰いでガッツポーズ。日本人では交流戦初のノーヒットノーランを達成した。
構成●SLUGGER編集部
この年、開幕から好調でライトのレギュラーに定着した鈴木誠也(広島)は、交流戦に入ってからも打率4割超の大活躍。最終カードとなるオリックス戦を迎える頃には、開幕当初7番だった打順が5番まで上がっていた。前日に延長12回にサヨナラ2ランを放った鈴木は、この日も2点ビハインドの9回1死一、三塁の好機で魅せた。
マウンドにはオリックスの守護神・平野佳寿。カウント1-2と追い込まれた後、4球目のフォークを完璧に捉えた当たりは、カープファンで埋め尽くされたレフトスタンドへ。史上10人目の2試合連続サヨナラ弾を決めた鈴木の神がかり的な活躍に、当時の緒方孝市監督は「今どきの言葉で言うなら『神ってる』よな」と称賛。この「神ってる」は瞬く間に浸透し、この年の流行語大賞に選ばれるまでになった。
■1位 2012年5月30日 巨人vs楽天 @東京ドーム
この日の先発は、巨人が杉内俊哉、楽天が田中将大。当時のプロ野球を代表するエース同士の投げ合いは、史上屈指の投手戦となった。田中が6回まで散発3安打に封じれば、杉内は11三振を奪う一方で一人のランナーも許さぬパーフェクトピッチング。スコアボードには0が並んだ。
迎えた7回裏、田中は連続三振で2アウトとするが、5番の阿部慎之助がレフト前ヒットを放ち、2死一塁。続く高橋由伸がカウント1-1からの3球目、真ん中に入ったストレートをバックスクリーン左へ運び、巨人が2点を先制した。
均衡が破れた後も杉内の好投は続いた。完全試合まであと一人とした9回2死、中島俊哉に2ストライクから四球を与え、惜しくもプロ野球史上16人目の大記録は潰えた。だが、杉内は続く聖澤諒をこの日14個目の三振に見事打ち取ると、天を仰いでガッツポーズ。日本人では交流戦初のノーヒットノーランを達成した。
構成●SLUGGER編集部