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MLB

【現地発】史上初の「二刀流出場」が与えた衝撃。大谷翔平のオールスターを米番記者はどう見たのか

ジェフ・フレッチャー

2021.07.16

ホームラン・ダービーでは疲労の表情を浮かべながらも、終始楽しげに振る舞っていた大谷。その一挙手一投足に世界が熱い視線を送った。(C)Getty Images

ホームラン・ダービーでは疲労の表情を浮かべながらも、終始楽しげに振る舞っていた大谷。その一挙手一投足に世界が熱い視線を送った。(C)Getty Images

 惜しくもホームラン・ダービーでは、1回戦でホアン・ソト(ワシントン・ナショナルズ)に敗れた。それでも、クアーズ・フィールドの最上階席にぶち込む飛距離500フィート以上の特大弾を6本も放ち、5万人を超える観客を熱狂させた。
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 翌日のオールスター・ゲームでは、史上初めて「1番DH・先発投手」として出場した。打撃では2打席ともゴロアウトに終わった一方、マウンドでは1イニングを無失点に抑えて勝ち投手になった。

 私にとって最も印象的だったのは、レギュラーシーズンの試合では球速を抑えて投げている大谷が、このオールスターでは明らかに違う投球を見せたことだった。

 1イニング投げたに過ぎなかったが、100マイルを2度も計測した。これは、長いイニングを投げるために体力を温存させる必要がなかったのと同時に、ファンに見せ場を提供したいという気持ちがあったからだろう。

「思い切り投げました」
 
 そう言った大谷は明らかにスポットライトを楽しんでいた。DHとして出場するだけでも十分だったはずだが、彼はホームラン・ダービーにも出場し、先発マウンドにも立った。

 疲労について懸念はないのかと私が訊ねた時、「疲れることは分かっていた」と彼は答えた。しかし、ファンがすべてを望んでいることを本人は知っていた。そして、ファンに喜んでもらいたいと思っていたのだ。

「たくさんの人が楽しみにしていると思うので、期待に応えたいと思います」

 そう語っていた彼は、実際に期待に応えてくれた。そのことを、私は嬉しく思う。

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文●ジェフ・フレッチャー

【著者PROFILE】
ロサンゼルスの地元紙『オレンジカウンティ・レジスター』の番記者。2013年からエンジェルスのビートライターを務め、殿堂入り投票権も持つ。ツイッターアカウントは@JeffFletcherOCR。
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