今年のワールドシリーズは“究極の外弁慶”シリーズだった。ナショナルズ、アストロズともに白星を挙げたのは敵地での試合。ロードチームが5連勝を挙げること自体、北米4大スポーツ史上初という、非常に珍しい結果となった。
そんな“外弁慶”シリーズでMVPに輝いたのは、スティーブン・ストラスバーグだった。シリーズは第2、6戦で勝利。チームが追い込まれた第6戦は、球種がバレながらも9回途中まで2失点に抑える見事な投球を見せた。2009年ドラフト全体1位で入団し、12年にはイニング制限で投げられず、「ガラスのエース」と長らく呼ばれていた。そんな彼が、ポストシーズンで獅子奮迅の活躍を見せ、5勝0敗という驚異の成績を残したのは非常に印象に残るものだった。 5月25日時点、ナショナルズは21勝31敗という成績で、リーグ優勝する確率はわずか0.1%だった。シャーザーやレンドーンのトレード、デーブ・マルティネス監督解任も噂された。それでもチーム一丸となり、何度も苦境を乗り越えて頂点に駆け上がった彼らの勇姿は、ナショナルズファンのみならず、多くの野球ファンに届いたはずだ。
〈ワールドシリーズ試合結果〉※右がホームチーム
【第1戦】○ナショナルズ 5-4 アストロズ●
【第2戦】○ナショナルズ 12-3 アストロズ●
【第3戦】○アストロズ 4-1 ナショナルズ●
【第4戦】○アストロズ 8-1 ナショナルズ●
【第5戦】○アストロズ 7-1 ナショナルズ●
【第6戦】○ナショナルズ 7-2 アストロズ●
【第7戦】○ナショナルズ 6-2 アストロズ●
構成●スラッガー編集部
そんな“外弁慶”シリーズでMVPに輝いたのは、スティーブン・ストラスバーグだった。シリーズは第2、6戦で勝利。チームが追い込まれた第6戦は、球種がバレながらも9回途中まで2失点に抑える見事な投球を見せた。2009年ドラフト全体1位で入団し、12年にはイニング制限で投げられず、「ガラスのエース」と長らく呼ばれていた。そんな彼が、ポストシーズンで獅子奮迅の活躍を見せ、5勝0敗という驚異の成績を残したのは非常に印象に残るものだった。 5月25日時点、ナショナルズは21勝31敗という成績で、リーグ優勝する確率はわずか0.1%だった。シャーザーやレンドーンのトレード、デーブ・マルティネス監督解任も噂された。それでもチーム一丸となり、何度も苦境を乗り越えて頂点に駆け上がった彼らの勇姿は、ナショナルズファンのみならず、多くの野球ファンに届いたはずだ。
〈ワールドシリーズ試合結果〉※右がホームチーム
【第1戦】○ナショナルズ 5-4 アストロズ●
【第2戦】○ナショナルズ 12-3 アストロズ●
【第3戦】○アストロズ 4-1 ナショナルズ●
【第4戦】○アストロズ 8-1 ナショナルズ●
【第5戦】○アストロズ 7-1 ナショナルズ●
【第6戦】○ナショナルズ 7-2 アストロズ●
【第7戦】○ナショナルズ 6-2 アストロズ●
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