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鈴木誠也の『お値段』は? 秋山翔吾超えは確実。韓国人遊撃手の31億円がひとつの目安<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2021.11.08

鳴り物入りでメジャーに移ったキム。彼の金額が鈴木の目安になりそうだ。(C)Getty Images

鳴り物入りでメジャーに移ったキム。彼の金額が鈴木の目安になりそうだ。(C)Getty Images

 もうひとつ、比較材料として考えたい選手がいる。20年オフに韓国プロ野球KBOからサンディエゴ・パドレスに入団したキム・ハソンだ。

 20年にKBOで打率.306、30本塁打、23盗塁を記録し、ポスティングでMLB移籍を目指したショートストップは、当時25歳という若さも手伝って4年2800万ドルという好条件を獲得した。一部で「4年4000万ドル」を予想する声もあったことからすると少ないが、それでもアジア人野手では福留孝介(4年4800万)ドルに次ぐ歴代2位と十分に評価された形だ。

 ポジションは違えど、渡米時期、ポスティングでの移籍である点、走攻守の総合力も評価されている点など、鈴木とキムは相似点も多い。それだけに、「4年2800万ドル」を超えるかどうかが基準になってくるのではないだろうか。
 
 ただ、市場での評価は「需要と供給」によっても変動する。このオフのFA市場は、鈴木と同じ攻撃型外野手に限っても多士済々だ。今季、打率3割・30本塁打・100打点を達成したニコラス・カステヤノス、113試合で32本塁打を放ち、ポストシーズンでも活躍したカイル・シュワーバー、2年前に48本塁打でタイトルを獲得し、ワールドシリーズMVPにも輝いたホーヘイ・ソレーアらがいる。

 そのなかで、鈴木がどのような評価を得るのか。そして、実際にどこのチームと契約するのか。今から目が離せない。

構成●SLUGGER編集部
 
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