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【2021大谷翔平の軌跡:6月】6日間で6発&1勝を稼いだ驚愕の1週間。“ルースが建てた家”でも強烈な印象<SLUGGER>

斎藤庸裕

2021.12.28

「名実ともに世界一のチームだと思うので、そういうところでプレーできるのもすごい光栄。何回も来ることはないと思うんですけど、数少ない打席の中で、結果が出たのは良かったかなと思います」

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 2戦で3発。手厳しいニューヨークのファンの前で、打者・大谷は強烈なインパクトを残した。続く3戦目に先発マウンドに上がったが、 こちらは0.2回で7失点。まさかの大乱調でKOされたが、6月の最後も“サプライズ”で締めくくった。

 07年7月の松井秀喜(ヤンキース)に並び、日本人選手では月間最多13本塁打。打率.309は、他の月と比べてもベストの成績だった。打者に専念した2年目の19年シーズンも、6月は絶好調だった。13日に日本人選手初のサイクル安打を達成、月間打率.340をマークした。だが、今季は投手としてマウンドに立ち続けながらの好成績だけに、意義も大きかった。
 
 打って投げて走ってフル回転。誰も見たことがない二刀流での圧倒的な活躍に、アメリカでの注目度も日増しに上昇していった。20日には、7月に行われる球宴ホームラン・ダービーへの出場を宣言。心技体ともピークに達した活躍が、7月の一世一代の大舞台へと結実する。
【つづく】

文●斎藤庸裕

【著者プロフィール】
さいとう・のぶひろ。1983年、埼玉県生まれ。日刊スポーツ新聞社でプロ野球担当記者を務めた後サンディエゴ州立大学でスポーツビジネスを学ぶ。2018年から大谷翔平の担当記者を務める。日刊スポーツでコラム「ノブ斎藤のfrom U.S.A」を配信中。


 
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