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プロ野球

昇竜軍団復権へ!中日・立浪和義新監督、第1クールは「選手を見る」

岩国誠

2022.02.02

「初日から熱のこもった投球で、全球種を投げていた。本人も当然、開幕を意識していると思う。今年にかける思いというものも伝わってきている。状態がいいのはわかったから、あまり飛ばしすぎないようにね。走る方はいくら走ってもいいですが、投げる方は」と、復権をかけるエースの気持ちを汲みつつ、ブレーキをかけることも忘れていなかった。

 メイングラウンドへ戻ると、今度はルーキー2人の打撃を観察。特にドラフト2位・鵜飼航丞には「今日、バッティングした選手の中では、おそらく打球速度が一番早いと思う。思った以上にボールを遠くに飛ばせるし、インパクトの強さは素晴らしいものがある」と、その打棒を評価した。
 
 15時に全体練習が終了となり、ファンは退場。その後、京田・高橋周・石川昂・根尾の4選手による特打。最後は石川には中村紀洋コーチが、根尾には森野将彦コーチがバッティングピッチャーを務める中、16時45分まで行なわれ、初日の全メニューが終了した。

「みんな(オフに)よく練習してきたなと感じました。フリーバッティングなんか、我々の時の初日は、あんな打球音で打てなかった。みんな仕上がりが早いです。ただ、そのまま尻すぼみではいけない。さらに上がっていって欲しいですね」

 世間の関心は、日本ハムの”BIGBOSS”新庄剛志新監督にあるようだが、もう一人の新監督 “Mr.ドラゴンズ”が、どんな手腕を発揮し、悩めるチームを昇竜軍団へと変えていくのか。名護だけでなく北谷にも、ぜひ注目して欲しい。

取材・文●岩国誠

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