SNS上にアップされた一枚の画像が話題となっている。
その画像は、現地時間1月30日にアメリカンフットボールのデータ分析会社『PFF』が公式ツイッターで掲載したもので、引退を決意したとされる当代屈指の名手トム・ブレイディ(タンパベイ・バッカニアーズ)を称えるべく「彼は史上最高のアスリートか?」という文言とともに作成したコラージュものだ。
画像上でブレイディとともに居並んだアスリートたちは、マイケル・ジョーダン、リオネル・メッシ、セリーナ・ウィリアムス、ウサイン・ボルト、ベーブ・ルース、モハメド・アリなど、いずれも時代を超越してスポーツ史に残る名プレーヤーばかりだ。
おそらくPFFは、あくまでブレイディの凄みを強調するべく著名なアスリートを並べたのだろう。しかし、これにファンや識者から反発の声が上がった。
「〇〇はなぜいないんだ?」
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史上最高のアスリートを論ずる場合において、この言葉はかならず飛び交うのだが、PFFのツイートもご多分に漏れなかった。さまざまな意見が相次いだなかで、日本人にとっても興味深い意見を提唱したのが、米オッズメーカーのベン・ポーター氏だ。日頃からMLBの情報を発信する彼はこう切り込んだ。
「私はMLBのレジェンドに対しては、“大きな敬意を払う派”だが、このPFFの投稿はある種の啓示の引き金となった。野球界はもっといまの偉大な選手たちを認識させる必要がある……。ベーブ・ルース(もしくはウィリー・メイズ)は、いまの野球の偉大さを子どもに語るうえで、表紙にすべきではない。ショウヘイが必要なんじゃないか」
各競技から近年に偉大な功績を残したアスリートたちが選ばれたなかで、野球界からは、1990年代の序盤に活躍した“神”ルースと、「完全無欠の名手」と称されたウィリー・メイズが扱われた。その時代感にハッキリと物申したポーター氏は、次のように持論を続けた。
「ショウヘイ・オオタニが間違いなくこの手の議論をふたたび呼び起こした。しかし、また野球界に目を向けさせるためには、『ショウヘイ、トラウト、ソトたちがやっていることを見てくれ!』っていう過大な訴えが必要なんだろうね。ちょっとした考えだ」
史上最高のアスリートを決める議論は尽きない。そのなかでポーター氏が投じた訴えは、MLBや球界の人間にどう響くだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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画像上でブレイディとともに居並んだアスリートたちは、マイケル・ジョーダン、リオネル・メッシ、セリーナ・ウィリアムス、ウサイン・ボルト、ベーブ・ルース、モハメド・アリなど、いずれも時代を超越してスポーツ史に残る名プレーヤーばかりだ。
おそらくPFFは、あくまでブレイディの凄みを強調するべく著名なアスリートを並べたのだろう。しかし、これにファンや識者から反発の声が上がった。
「〇〇はなぜいないんだ?」
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史上最高のアスリートを論ずる場合において、この言葉はかならず飛び交うのだが、PFFのツイートもご多分に漏れなかった。さまざまな意見が相次いだなかで、日本人にとっても興味深い意見を提唱したのが、米オッズメーカーのベン・ポーター氏だ。日頃からMLBの情報を発信する彼はこう切り込んだ。
「私はMLBのレジェンドに対しては、“大きな敬意を払う派”だが、このPFFの投稿はある種の啓示の引き金となった。野球界はもっといまの偉大な選手たちを認識させる必要がある……。ベーブ・ルース(もしくはウィリー・メイズ)は、いまの野球の偉大さを子どもに語るうえで、表紙にすべきではない。ショウヘイが必要なんじゃないか」
各競技から近年に偉大な功績を残したアスリートたちが選ばれたなかで、野球界からは、1990年代の序盤に活躍した“神”ルースと、「完全無欠の名手」と称されたウィリー・メイズが扱われた。その時代感にハッキリと物申したポーター氏は、次のように持論を続けた。
「ショウヘイ・オオタニが間違いなくこの手の議論をふたたび呼び起こした。しかし、また野球界に目を向けさせるためには、『ショウヘイ、トラウト、ソトたちがやっていることを見てくれ!』っていう過大な訴えが必要なんだろうね。ちょっとした考えだ」
史上最高のアスリートを決める議論は尽きない。そのなかでポーター氏が投じた訴えは、MLBや球界の人間にどう響くだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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