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で、鈴木誠也は結局どこに入団するの?候補チームの現状を改めておさらい<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2022.02.23

 鈴木を獲得する場合、①ハニガーかルイスをトレードする ②鈴木をDHで起用する のいずれかの措置を講じざるを得ない(さすがにケルニックとロドリゲスは出さないだろう)。それならば、ポジションが重ならないクリス・ブライアントを獲得する方がまだ理にかなっているのではないか。

●レンジャーズ
 昨季は48年ぶりのシーズン100敗以上と低迷したが、オフに入って強打の遊撃手コリー・シーガーを10年3億2500万ドル、二塁手の年間本塁打記録を樹立したマーカス・セミエンを7年1億7500万ドルで続けざまに獲得して一気にストーブリーグの主役に躍り出た。

 この勢いに乗って鈴木も……といきたいところかもしれないが、レンジャーズの場合、投手陣が大きな弱点。すでにシーガー、セミエンを獲得した野手陣にさらに鈴木も加えるより、その資金を先発投手の補強に回した方がチームバランスが向上することは火を見るより明らかだが、そんな中でも鈴木獲得を“強行”するだろうか。
 
●レッドソックス
 ヤンキースと並ぶアメリカン・リーグの名門で、昨季は地区2位ながらプレーオフに出場。リーグ優勝決定シリーズまで駒を進めた。

 端的に言って、鈴木を獲得するモチベーションは十分あるだろう。元打点王のJD・マルティネスが今季限りでFA、同じく打線の中軸を担うザンダー・ボガーツも今季終了後にオプトアウト権を行使してFAとなる可能性がある。

 編成トップを務めるハイム・ブルームCBOも、補強ポイントとして「右打ちの野手」を挙げていた。奇しくも、このオフは右翼手のハンター・レンフローをトレードで放出しており、獲得への障壁もない。

 その他のチームでは、ダルビッシュ有が所属するパドレスやブルージェイズ、カブスも候補に挙がっている。いざロックアウトが妥結した暁には、スピード決着で入団先が決まる可能性も十分。いよいよ“日本の4番”の新たな挑戦がスタートしようとしている。

構成●SLUGGER編集部
 

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