日本との対戦について、捕手のヤン・ウィジは「特別な試合だとは思わず、普段通りに戦おうと思う。お客さんもたくさん入ると思うので、楽しんでプレーしたい」と気負いはない。またイ・ジョンフ外野手は「日本については今後、戦力分析のミーティングを通して知ることになると思うが、僕は日本の野球を興味深く見つめる選手の一人として、日本の投手力は世界に誇る良い球を投げる力があると思っている」と語った。そして「しかし短期決戦はどんなことが起こるかわからないので、気持ちで勝る選手が勝つと思う」と笑みを浮かべながら話した。
  　韓国は日本との16日の試合をこれまでとは異なる選手起用で戦い、翌17日の決勝戦では総力戦で挑む予定だ。

文●室井昌也（韓国プロ野球の伝え手）

【著者プロフィール】
むろい・まさや／1972年、東京生まれ。韓国プロ野球の伝え手として、2004年から著書『韓国プロ野球観戦ガイド＆選手名鑑』を毎年発行。韓国では2006年からスポーツ朝鮮のコラムニストとして韓国語でコラムを担当し、その他、取材成果や韓国球界とのつながりは日本のメディアや球団などでも反映されている。