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侍ジャパン

「まるで田舎の大会じゃないか!」“プレミア12”のずさんな運営に韓国メディアの不満と怒りが爆発!

THE DIGEST編集部

2019.11.14

韓国側が“疑惑の判定”と主張するシーン。確かに捕手はタッチしていないように見えるが……。(C)Getty Images

韓国側が“疑惑の判定”と主張するシーン。確かに捕手はタッチしていないように見えるが……。(C)Getty Images

 プレミア12のスーパーラウンドがいよいよ大詰めだ。

 水曜日に東京ドームで行なわれた一戦で、侍ジャパンはここまで無敗のメキシコを3-1で見事に撃破。4試合を終えて3勝1敗、メキシコと並ぶ首位に立った。消化が1試合少なく、明日メキシコと戦う韓国は2勝1敗で3位に付けている。決勝に進出するふたつの椅子を賭け、土曜日の日韓戦はますます注目が高まる大一番となりそうだ。

 そんななか、韓国全国スポーツ紙の『スポーツソウル』が掲載した特集記事が波紋を広げている。かねてから今大会の意義や位置づけに疑問を投げかけていた同紙は、「プレミア12のずさんな運営はまるで田舎の大会じゃないか!」とこき下ろし、さまざまな問題点を指摘しているのだ。

 まず同紙は、今大会における興行力と動員力の低さに着目。大会を主催する世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は、試合のチケット価格を開催する各国に委任しているという。ソウルでの予選ラウンドは韓国野球委員会(KBO)が、東京ドームとZOZOマリンスタジアムでのスーパーラウンドは日本野球機構(NPB)が、チケット価格のガイドラインを設定した。

 だがここまで2万以上の観客を集めたゲームはほぼなく、予選ラウンドは台湾で開催された台湾対日本戦が2万465人で最多。同紙は「予選ラウンドの全18試合で観衆1万を超えたのはたったの5試合。スーパーラウンド初日、マリンスタジアムでの日本対オーストラリア戦でさえ1万7819人である。スタジアムのキャパシティーの半分程度でしかない」と断じている。
 

 さらに、運営の拙さにも言及している。11月11日の韓国対アメリカ戦で「明らかな誤審があった」と主張。「韓国の走者が捕手を交わしてホームプレートに触れたが、主審とビデオ判定はいずれもアウトを宣告した。それ自体は仕方がない。問題は、責任者が不明な点だ」と糾弾する。

 同紙によれば、今大会ではすべての試合に4人の審判とクロックオペレーター(CP)、ビデオ判読官(RP)の計6人の審判が配置されているという。しかし「大会公式サイトの試合記録欄では、RPとCPの個人名が記載されていない」と追求し、「例の“疑惑の判定”についてKBOがビデオ判読官による確認を要求したが、WBSCは明確な回答を避けた」と報じている。

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