無論、打線も6月に10本塁打、長打率.741と打ちまくった大山悠輔を中心にメンバーが安定。投打ともに戦力が整い、矢野阪神は完全に復調。前半戦を2位で終えた。借金15以上からの5割復帰は、1966年以来(8月16日時点での借金19から10月7日での完済)、史上2度目の快挙。まさに球団史に残るV字回復と言っていい。
ただ、矢野監督が見据える目標さらに先にある。24日の横浜戦後のインタビューで、「いやまあ本当にね、3月、4月から考えたらここまで来られるというのはね、簡単に想像できるわけではなかったですし。苦しかったんで」と語った53歳の指揮官は、語気を強め、こう論じている。
「そういう時期でもファンのみなさんが応援に来て下さいましたし。そのおかげもあって後半にドラマを起こす舞台が整ったと思う。ここから本当のドラマを起こすにはまだまだみなさんがドラマを信じてくれて、そして僕たちがそのドラマを起こすんだという気持ちをさらに高めた後半にしていかないとダメなんで。そういうところでは本当に、絶対に5割にしたい試合でこうやって勝ちきってくれたというのはうれしい」
上を見れば、首位ヤクルトとの差は11ゲームもある。下を見れば、最下位にいる中日とも3.5ゲームと決して安全圏とは言えない。しかし、春先の迷走ぶりを思えば、信じられないほどの快進撃に、奇跡の逆転優勝への道筋は明確に見えるようになっている。
そんな後半戦に向けては矢野監督の言葉が頼もしい。
「首位のヤクルトとの差を考えるというよりも、これは常々言っていますけど僕たちの戦いをどれだけできるか。そのドラマを信じた中で貫けるか。そういうことが1番大事だと思っているんで。是非、ドラマを起こしたいと思います」
オールスターブレイク明けの後半戦は、甲子園でのヤクルト戦から幕を開ける。可能性は低くとも、猛虎の戦士たちが「ドラマを起こす」姿を信じてみたい。
構成●THE DIGEST編集部
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ただ、矢野監督が見据える目標さらに先にある。24日の横浜戦後のインタビューで、「いやまあ本当にね、3月、4月から考えたらここまで来られるというのはね、簡単に想像できるわけではなかったですし。苦しかったんで」と語った53歳の指揮官は、語気を強め、こう論じている。
「そういう時期でもファンのみなさんが応援に来て下さいましたし。そのおかげもあって後半にドラマを起こす舞台が整ったと思う。ここから本当のドラマを起こすにはまだまだみなさんがドラマを信じてくれて、そして僕たちがそのドラマを起こすんだという気持ちをさらに高めた後半にしていかないとダメなんで。そういうところでは本当に、絶対に5割にしたい試合でこうやって勝ちきってくれたというのはうれしい」
上を見れば、首位ヤクルトとの差は11ゲームもある。下を見れば、最下位にいる中日とも3.5ゲームと決して安全圏とは言えない。しかし、春先の迷走ぶりを思えば、信じられないほどの快進撃に、奇跡の逆転優勝への道筋は明確に見えるようになっている。
そんな後半戦に向けては矢野監督の言葉が頼もしい。
「首位のヤクルトとの差を考えるというよりも、これは常々言っていますけど僕たちの戦いをどれだけできるか。そのドラマを信じた中で貫けるか。そういうことが1番大事だと思っているんで。是非、ドラマを起こしたいと思います」
オールスターブレイク明けの後半戦は、甲子園でのヤクルト戦から幕を開ける。可能性は低くとも、猛虎の戦士たちが「ドラマを起こす」姿を信じてみたい。
構成●THE DIGEST編集部
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