●野田海人(九州国際大付3年・捕手):4打席3打数1安打1四球(申告敬遠)
選抜では肘の不安もあってか攻守に精彩を欠いたが、この日は度々力強いスローイングを披露。イニング間のセカンド送球では少しセーブして投げても楽に1.9秒台をマークし、ボールの勢いも本来のものに戻った印象を受ける。
バント処理でも軽快なフットワークを見せ、また先発した香西一希の良さを引き出すリードも目立った。バッティングも少し内角が窮屈で内野安打1本に終わったが、振る力は徐々にアップしている印象を受ける。黒田とともに次戦はバットでの活躍にも期待だ。
●日高暖己(富島3年・投手):9回、被安打13、5失点(自責点5)、9奪三振、4四球
最速148キロを誇る大型右腕。この日は立ち上がりに苦しんだこともあって最速は144キロにとどまり、5失点で負け投手となったものの、ヒットは不運な当たりが多く、9個の三振を奪うなど随所にポテンシャルの高さは示した。
少しコンパクトなテイクバックであまり肘を使わない腕の振りは山本由伸(オリックス)と重なり、リリースでしっかりボールを抑えられ、低めのボールも勢いは落ちない。また、腕を振って内角に速いボールを投げられるのも長所だ。変化球の精度も決して低くない。身体つきは細身なだけに、しっかり鍛えればまだまだスケールアップする可能性は高いだろう。
文●西尾典文
【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間400試合以上を取材。2017年からはスカイAのドラフト中継で解説も務め、noteでの「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも多くの選手やデータを発信している。
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選抜では肘の不安もあってか攻守に精彩を欠いたが、この日は度々力強いスローイングを披露。イニング間のセカンド送球では少しセーブして投げても楽に1.9秒台をマークし、ボールの勢いも本来のものに戻った印象を受ける。
バント処理でも軽快なフットワークを見せ、また先発した香西一希の良さを引き出すリードも目立った。バッティングも少し内角が窮屈で内野安打1本に終わったが、振る力は徐々にアップしている印象を受ける。黒田とともに次戦はバットでの活躍にも期待だ。
●日高暖己(富島3年・投手):9回、被安打13、5失点(自責点5)、9奪三振、4四球
最速148キロを誇る大型右腕。この日は立ち上がりに苦しんだこともあって最速は144キロにとどまり、5失点で負け投手となったものの、ヒットは不運な当たりが多く、9個の三振を奪うなど随所にポテンシャルの高さは示した。
少しコンパクトなテイクバックであまり肘を使わない腕の振りは山本由伸(オリックス)と重なり、リリースでしっかりボールを抑えられ、低めのボールも勢いは落ちない。また、腕を振って内角に速いボールを投げられるのも長所だ。変化球の精度も決して低くない。身体つきは細身なだけに、しっかり鍛えればまだまだスケールアップする可能性は高いだろう。
文●西尾典文
【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間400試合以上を取材。2017年からはスカイAのドラフト中継で解説も務め、noteでの「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも多くの選手やデータを発信している。
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