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ベン・バーランダーがイベントで日本のファンと語らう。「水沢リトルでの子供たちとの交流は今でも涙が出そうになる」と感慨にひたる<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2022.08.26

 もちろん、今季の大谷のライバルはジャスティンだけではない。アーロン・ジャッジ(ヤンキース)も60本を超える驚異的なペースで本塁打を量産し、大谷と熾烈なMVPレースを展開している。「ジャッジと大谷のどちらがMVPを取ると思う?」という質問に対して、もちろんベンは“大谷推し”だった。

「もちろん、大谷が獲ると思う。ジャッジもアンビリーバブルだし、誰が見ても凄いけど、大谷は“ファンタスティック・ヒーロー”だ。確かにホームランは昨年より少ないけど、ピッチングはむしろ昨季よりもレベルアップしてる。投打を足した評価は、むしろ昨季よりも高くなるはずだよ。

 確かにMVPを決める際には、チームの勝利にどれだけ貢献できたかという視点で投票する人もいる。でも、一人の選手がチームのすべてを変えられるわけじゃない。たとえば、今のエンジェルスにもしジャッジが加入しても、チーム成績はそれほど劇的に上向くことはないと思う。逆に、大谷がヤンキースにいれば、もっと数字は上がっているはずだ。だから僕は、純粋に個人の成績だけを考えた時に、打者も投手もフルシーズンこなしているという点で、大谷がMVPにふさわしいと思うよ」
 
 そして最後に、ある意味でベン&大谷ファンが最も気になる質問が。

「大谷と一緒に遊ぶことがあったら、何をしたい? どこに行きたい?」

「(大谷が行きつけの)『IN-N-OUT Burger』でハンバーガーを食べたいね。それと、一緒に打撃練習をしたい。きっと450フィートのホームランを打ってくれるはずだから、それを見ているのはとてもクールだろうね」

 心底楽しみだ、という表情で答えるベンの様子からは、改めて大谷への深い“愛”が伝わってきた。

 また、質疑応答の時間が終わった後も、ファンとツーショットで写真を撮ったり、サインに応じたりと存分に交流したベン。今回の来日の思い出に、また新たな1ページが加わったのではないだろうか。

構成●SLUGGER編集部
 

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