プロ野球球団のスカウトも視察に訪れるなか、圧倒的な存在感を示したのは、ドラフト候補となっている火の国先発左腕・芦谷汰貴。大会参加が決まった時点で、馬原監督から「ノーヒットノーランしろ」と指令を受けての登板だったが、5回までその言葉通りの無安打投球。6回1死からヒットを許したものの、8回2安打無失点の見事な投球を、この頂上決戦で披露した。
「完封はシーズン中に達成できたので、最後に強烈なインパクトを残してみろと監督から言われていました。ドラフトへ向けて、もっとこうしておけば良かったというものはほぼないので、本当にやれることはやった。もう(指名を)待つだけだと思います」
昨年、九州大出身初のNPB入りと注目されるも指名なし。NPB入りへ向けてこの1年が勝負と、馬原監督の下で自らを磨き上げた芦谷。リーグ戦では13勝(1敗)、防御率1.95。この大舞台でもその実力が本物であることを証明し、スタンドに陣取るスカウトたちを唸らせた。
その評価にばらつきはあるものの、毎年のようにドラフト指名選手を輩出している独立リーグ。今年は、富山サンダーバーズ出身(BCL/現在は日本海オセアンリーグ)の湯浅京己(阪神)が大ブレイクを果たしたが、独立時代の彼の投球を見たことがあるファンは一体どれくらいいるだろうか。
今回のグランドチャンピオンシップでは、こうした原石が躍動する姿を多くのファンに届けるべく、IPBLとして新たな試みに挑戦。昨今、映像コンテンツにも力を入れているスポーツ総合サイト「スポーツナビ(以下スポナビ)」とタッグを組み、チャンピオンシップ全4試合の無料ライブ配信を行ったのだ。
今は、多くの技術革新やインターネット環境の進歩により、個人が手軽に独自コンテンツを生配信できる時代。各リーグやチームが低予算で試合中継を配信できるようになり、選手たちの動く姿は、昔に比べて見ることができるようにはなったが、そのクオリティーはバラバラ。
今回は「しっかり作り込んで、多くの方に見ていただきたい」(馬郡会長)という、IPBL側が高校野球.comなどでの中継実績があるデータスタジアムへ相談することから、このプロジェクトが始まった。
「時期的に高校や大学野球の大きな大会がなく、比較的野球のコンテンツが少ないタイミングでした。そうした中で、4つのリーグが集まって初めて行なわれる大会。野球の市場を広げていきたいという思いもあって、話を持って行ったときからスポナビさんは、想像以上にポジティブに今回の提案を受け入れてくれました」
そう話すのは、IPBLの齋藤浩司氏。今回の中継は、実況と解説が東京で映像を見ながら行う形式だったが、藤崎台球場で現場対応にあたっていたのが齋藤氏だった。
「完封はシーズン中に達成できたので、最後に強烈なインパクトを残してみろと監督から言われていました。ドラフトへ向けて、もっとこうしておけば良かったというものはほぼないので、本当にやれることはやった。もう(指名を)待つだけだと思います」
昨年、九州大出身初のNPB入りと注目されるも指名なし。NPB入りへ向けてこの1年が勝負と、馬原監督の下で自らを磨き上げた芦谷。リーグ戦では13勝(1敗)、防御率1.95。この大舞台でもその実力が本物であることを証明し、スタンドに陣取るスカウトたちを唸らせた。
その評価にばらつきはあるものの、毎年のようにドラフト指名選手を輩出している独立リーグ。今年は、富山サンダーバーズ出身(BCL/現在は日本海オセアンリーグ)の湯浅京己(阪神)が大ブレイクを果たしたが、独立時代の彼の投球を見たことがあるファンは一体どれくらいいるだろうか。
今回のグランドチャンピオンシップでは、こうした原石が躍動する姿を多くのファンに届けるべく、IPBLとして新たな試みに挑戦。昨今、映像コンテンツにも力を入れているスポーツ総合サイト「スポーツナビ(以下スポナビ)」とタッグを組み、チャンピオンシップ全4試合の無料ライブ配信を行ったのだ。
今は、多くの技術革新やインターネット環境の進歩により、個人が手軽に独自コンテンツを生配信できる時代。各リーグやチームが低予算で試合中継を配信できるようになり、選手たちの動く姿は、昔に比べて見ることができるようにはなったが、そのクオリティーはバラバラ。
今回は「しっかり作り込んで、多くの方に見ていただきたい」(馬郡会長)という、IPBL側が高校野球.comなどでの中継実績があるデータスタジアムへ相談することから、このプロジェクトが始まった。
「時期的に高校や大学野球の大きな大会がなく、比較的野球のコンテンツが少ないタイミングでした。そうした中で、4つのリーグが集まって初めて行なわれる大会。野球の市場を広げていきたいという思いもあって、話を持って行ったときからスポナビさんは、想像以上にポジティブに今回の提案を受け入れてくれました」
そう話すのは、IPBLの齋藤浩司氏。今回の中継は、実況と解説が東京で映像を見ながら行う形式だったが、藤崎台球場で現場対応にあたっていたのが齋藤氏だった。
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