2022年のドラフトまであと2週間を切った。一部では不作との評価もある今年のドラフトだが、そんな中でも素晴らしい将来性を秘めた選手は数多くいる。前回(7月)からの変動も含め、最終的にどのようなランキングになったのか見ていこう。
▼11位:金村尚真[投手・富士大](前回順位:16位)
(かねむら・しょうま/右投右打/岡山学芸館高)
将来像:摂津正(元ソフトバンク)
東北大学球界ではナンバーワンの実力派右腕。レベルの高い投手陣で1年春から先発を任せられると、2年秋からは2季連続でMVPにも輝き、リーグ戦通算防御率は0点台を誇る。ソフトバンクで活躍した摂津正を彷彿とさせる小さいテイクバックが特徴で、身体の近くでシャープに腕を振ることができる。
コーナーに投げ分ける制球力は大学球界でも屈指。今年の大学選手権でも延長タイブレークの末1回戦で敗れたものの、さすがの安定感を見せてプロのスカウト陣にアピールした。
タイプ診断:#地方リーグ #制球力
▼12位:益田武尚[投手・東京ガス](前回順位:23位)
(ますだ・たけひさ/右投右打/嘉穂高→北九州市立大)
将来像:清水昇(ヤクルト)
高校時代から評判の最速153キロ右腕。大学卒業時には指名がなく東京ガスに進むこととなったが、1年目から都市対抗の初戦で先発を任せられると、150キロ台のストレートを連発してスカウト陣を驚かせた。
その後の準々決勝で脇腹を痛めて緊急降板となり、今年はチームが前年優勝によって予選免除となったこともあって短いイニングでの登板が続いていたが、本大会では平均で145キロを上回るスピードをマークし、チームの準優勝に大きく貢献した。
タイプ診断:#即戦力候補 #本格派右腕
▼13位:仲地礼亜[投手・沖縄大](前回順位:14位)
(なかち・れいあ/右投右打/嘉手納高)
将来像:千賀滉大(ソフトバンク)
昨年の大学選手権で彗星のように現れた地方リーグの本格派右腕。初戦で名城大に0対1で敗れたものの、最速149キロをマークしたストレートを武器に自責点0と見事な投球を見せた。
この春はあと一歩で大学選手権出場を逃したものの、ストレート、コントロール、変化球いずれもさらにレベルアップした姿を見せている。総合力、将来性ともに大学生投手では上位の存在であり、沖縄の大学から初となるドラフト指名の可能性も高いだろう(過去にドラフト外の入団はあり)。
タイプ診断:#地方リーグ #赤丸急上昇
▼14位:斉藤優汰[投手・苫小牧中央高](前回順位:13位)
(さいとう・ゆうた/右投左打)
将来像:一回り大きい西純矢(阪神)
好素材の多い今年の北海道の中でもナンバーワンの呼び声高い大型高校生右腕。190cm近い長身だがギクシャクしたところがなく、バランス良く高い位置から腕を振ることができている。冬の間に身体つきが明らかに大きくなり、それに伴いスピードもコントロールも大きくレベルアップ。
春の室蘭地区予選では最速151キロをマークし、全道大会でも強豪の北海を相手に11奪三振、2失点完投勝利を挙げた。ストレートに関しては今年の高校生でもトップの迫力を誇る。まだまだ粗削りだが、将来のエース候補が欲しい球団にとっては垂涎の存在となるだろう。
タイプ診断:#大型右腕 #赤丸急上昇
▼15位:山田健太[二塁手・立教大](前回順位:8位)
(やまだ・けんた/右投右打/大阪桐蔭高)
将来像:大山悠輔(阪神)
東京六大学で現役通算最多となる75安打を誇る右の強打者。大阪桐蔭では根尾昂(中日)、藤原恭大(ロッテ)らとともに甲子園春夏連覇を達成し、立教大でも1年春からレギュラーの座をつかむと、ここまで2度のベストナインにも輝いている。
今春は厳しいマークの中で本塁打は0に終わったが、それでも打率3割をクリアし、対応力の高さを示した。幻となったものの、栗山英樹監督も侍ジャパンのトップチームに召集するなど、注目度の高さは今年の候補の中でもトップクラスだ。
タイプ診断:#大型セカンド #広角打法
▼11位:金村尚真[投手・富士大](前回順位:16位)
(かねむら・しょうま/右投右打/岡山学芸館高)
将来像:摂津正(元ソフトバンク)
東北大学球界ではナンバーワンの実力派右腕。レベルの高い投手陣で1年春から先発を任せられると、2年秋からは2季連続でMVPにも輝き、リーグ戦通算防御率は0点台を誇る。ソフトバンクで活躍した摂津正を彷彿とさせる小さいテイクバックが特徴で、身体の近くでシャープに腕を振ることができる。
コーナーに投げ分ける制球力は大学球界でも屈指。今年の大学選手権でも延長タイブレークの末1回戦で敗れたものの、さすがの安定感を見せてプロのスカウト陣にアピールした。
タイプ診断:#地方リーグ #制球力
▼12位:益田武尚[投手・東京ガス](前回順位:23位)
(ますだ・たけひさ/右投右打/嘉穂高→北九州市立大)
将来像:清水昇(ヤクルト)
高校時代から評判の最速153キロ右腕。大学卒業時には指名がなく東京ガスに進むこととなったが、1年目から都市対抗の初戦で先発を任せられると、150キロ台のストレートを連発してスカウト陣を驚かせた。
その後の準々決勝で脇腹を痛めて緊急降板となり、今年はチームが前年優勝によって予選免除となったこともあって短いイニングでの登板が続いていたが、本大会では平均で145キロを上回るスピードをマークし、チームの準優勝に大きく貢献した。
タイプ診断:#即戦力候補 #本格派右腕
▼13位:仲地礼亜[投手・沖縄大](前回順位:14位)
(なかち・れいあ/右投右打/嘉手納高)
将来像:千賀滉大(ソフトバンク)
昨年の大学選手権で彗星のように現れた地方リーグの本格派右腕。初戦で名城大に0対1で敗れたものの、最速149キロをマークしたストレートを武器に自責点0と見事な投球を見せた。
この春はあと一歩で大学選手権出場を逃したものの、ストレート、コントロール、変化球いずれもさらにレベルアップした姿を見せている。総合力、将来性ともに大学生投手では上位の存在であり、沖縄の大学から初となるドラフト指名の可能性も高いだろう(過去にドラフト外の入団はあり)。
タイプ診断:#地方リーグ #赤丸急上昇
▼14位:斉藤優汰[投手・苫小牧中央高](前回順位:13位)
(さいとう・ゆうた/右投左打)
将来像:一回り大きい西純矢(阪神)
好素材の多い今年の北海道の中でもナンバーワンの呼び声高い大型高校生右腕。190cm近い長身だがギクシャクしたところがなく、バランス良く高い位置から腕を振ることができている。冬の間に身体つきが明らかに大きくなり、それに伴いスピードもコントロールも大きくレベルアップ。
春の室蘭地区予選では最速151キロをマークし、全道大会でも強豪の北海を相手に11奪三振、2失点完投勝利を挙げた。ストレートに関しては今年の高校生でもトップの迫力を誇る。まだまだ粗削りだが、将来のエース候補が欲しい球団にとっては垂涎の存在となるだろう。
タイプ診断:#大型右腕 #赤丸急上昇
▼15位:山田健太[二塁手・立教大](前回順位:8位)
(やまだ・けんた/右投右打/大阪桐蔭高)
将来像:大山悠輔(阪神)
東京六大学で現役通算最多となる75安打を誇る右の強打者。大阪桐蔭では根尾昂(中日)、藤原恭大(ロッテ)らとともに甲子園春夏連覇を達成し、立教大でも1年春からレギュラーの座をつかむと、ここまで2度のベストナインにも輝いている。
今春は厳しいマークの中で本塁打は0に終わったが、それでも打率3割をクリアし、対応力の高さを示した。幻となったものの、栗山英樹監督も侍ジャパンのトップチームに召集するなど、注目度の高さは今年の候補の中でもトップクラスだ。
タイプ診断:#大型セカンド #広角打法