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プロ野球

9イニング平均12.04!“令和の怪物”佐々木朗希の驚異の奪三振率【表彰されざる男たち:パ・リーグ投手編】<SLUGGER>

藤原彬

2022.11.26

■被OPS(出塁率+長打率)
【先発】
1.佐々木朗希(ロッテ) .495
2.山本由伸(オリックス) .516
3.千賀滉大(ソフトバンク) .556
【救援】
1.モイネロ(ソフトバンク) .387
2.藤井皓哉(ソフトバンク) .388
3.阿部翔太(オリックス) .407

 ここでも、山本を凌駕するほどの佐々木の支配力がうかがえる。被出塁率.228と被長打率.267はいずれも110イニング以上でリーグベストで、3年連続先発1位の山本にも勝った。リリーバーでは、松井裕樹(楽天)の被出塁率.208とモイネロの被長打率.168が最も優れた数値。一方で、ロッテの石川歩と益田直也がそれぞれリーグワーストの被OPS.703/.704と苦しんだ。
 
■被打率
【先発】
1.佐々木朗希(ロッテ) .177
2.山本由伸(オリックス) .198
3.千賀滉大(ソフトバンク) .208
【救援】
1.藤井皓哉(ソフトバンク) .098
2.松井裕樹(楽天) .122
3.モイネロ(ソフトバンク) .123

 先発には被OPSと同じ名前が同じ順で並んだ。1位の佐々木が最も多くのヒットを打たれたのは浅村栄斗(楽天)で、13打数5安打1本塁打と相性が悪かった。救援1位の藤井から複数の安打を放った打者は金子侑司(西武)だけで、それも2安打のみ。他部門ではモイネロの後塵を拝したが、被打率は1割を切る驚異的な数字でトップに立った。被本塁打率ベストは山本の0.28と水上由伸(西武)の0.16で、被弾の少なさを好成績につなげた。

文●藤原彬

著者プロフィール
ふじわら・あきら/1984年生まれ。『SLUGGER』編集部に2014年から3年在籍し、現在はユーティリティとして編集・執筆・校正に携わる。ツイッターIDは@Struggler_AKIRA。
 
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