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侍ジャパン

【WBC打順予想】侍ジャパンの4番は誰が適任? 最強打者は何番を打つべき? 強打者揃いの日本が世界一を狙うには――

出野哲也

2022.12.26

 一方、母親が日本人であるラーズ・ヌートバー(カーディナルス)は明確に資格を満たす。打率こそ高くないが長打力はあり、22年はOPS.788。同じナ・リーグに所属する鈴木の.770より高かった。こちらは上位ではなく、5番以下に控えていると心強いタイプだ。

 ただ、ヌートバーが日本で行う1次ラウンドに同行するかどうかは分からない。ロースターが30人に拡大される決勝ラウンドでの“助っ人”となるかもしれない。それでも、できるなら多少移動が大変になっても最初から日本チームに加わり、日本のファンが“侍ジャパン”に込める熱意に触れてほしい。それを体感しているのといないのとでは、試合に向けてのモチベーション、そして優勝した時の感激度に違いが出てくるはずだからだ。
 
 こうして1~4番まで決まれば、走者を還す役の5~7番は対戦相手や調子の良し悪しで、浅村栄斗、山田哲人、山川穂高、柳田悠岐、そしてヌートバーらのなかから選択すればいい。8・9番は捕手と遊撃手の打順で、8番に森友哉がいればかなり厚みが増す。9番を予定する源田壮亮と今宮健太が出塁できれば、大量点につながる可能性も高まる。どのような組み合わせでも、世界一を目指すに不足のない打線になるだろう。

■予想ベストオーダー
1.(左)吉田/近藤
2.(DH)大谷
3.(右)鈴木
4.(三)村上
5.(二)浅村/山田
6.(中)ヌートバー/柳田
7.(一)山川
8.(捕)森/甲斐
9.(遊)源田

文●出野哲也

【著者プロフィール】
いでの・てつや。1970年生まれ。『スラッガー』で「ダークサイドMLB――“裏歴史の主人公たち”」を連載中。NBA専門誌『ダンクシュート』にも寄稿。著書に『メジャー・リーグ球団史』『プロ野球ドラフト総検証1965-』(いずれも言視舎)。

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