そんな韓国の現状を表しているのが、前出のキム監督の言葉かもしれない。同紙によれば、「これが現実だ。もう精神論で勝利を狙う時代は終わりを迎えている。日本は控えにも150キロの球を投げられる投手がいる。この現実を受け入れなければならない」と脱帽していたという。

　同紙は締め括りに「日本の充実した選手構成と競技力は、2020年東京五輪の予告編であると言えよう」と侍ジャパンの未来は明るいとし、対照的に自国の代表チームには厳しい言葉を投げかけた。
  「がむしゃらな精神力が勝敗を分ける時代はとっくに過ぎ去った。韓国球界は現実を見て改善点を探さなければ、迫るオリンピックでもまた同じような悲劇を繰り返すことになるだろう」（『スポーツソウル』紙）

　開催国の日本はもちろん、韓国も東京五輪の出場権を獲得しており、来年の大一番がどんな結果になるのかは分からない。ただ、韓国にとって今回の日本戦は、「精神論」やチーム作りの見直しを迫られる痛恨の結果になったようだ。

構成●THE DIGEST編集部
参照元●スポーツソウル日本語版

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