第3位 ロサンゼルス・エンジェルス
大谷翔平もお気に入りと公言しているユニフォームは、南カリフォルニアのビーチやサーフィンをデザインに落とし込んだものだ。ビーチの砂浜を連想させるクリーム色を基調とし、「angels」 ロゴの下になびく一本線は、波とサーフボードをイメージしている。前面に施されている背番号はビーチを守るライフガードが拠点とするライフガードタワーをモチーフにしたもの。細部までこだわり抜いたそのデザインは、シンプルながらもロサンゼルスの特徴を完璧に捉えている。
第2位 マイアミ・マーリンズ
斬新さで言えば、マーリンズのデザインも負けてはいない。チームカラーの淡いブルーとはまさに対照的な、鮮やかな赤を基調としたストライプのユニフォームは1946~60年にキューバに存在していた3Aチーム、ハバナ・シュガーキングスへのオマージュ。情熱的な赤はキューバ代表のカラーでもあり、マーリンズのメインユニフォームよりもキューバ系市民が多く住むマイアミの街を象徴していると言えなくもない。一件着こなすのが難しそうに思えるが、ジャズ・チゾムJr.らラテン系の選手にはよく似合っている。
第1位 コロラド・ロッキーズ
本拠地クアーズ・フィールドからも望めるロッキー山脈の絶景を、そのままあしらったかのようなデザインが特徴だ。キャップはグリーン、フロントパネルはホワイトで、郵便略号の「CO」、紫の山、青い空、赤、金、紫のリングをモチーフにした刺繍ロゴが施されている。ユニフォームの上部は山々に降り積もる雪をイメージした白、胸から下は同州の特徴である松の木をモチーフにした鮮やかな緑。配色のバランスは既存のユニフォームにはなかい新鮮味と斬新さにあふれ、これぞ「シティコネクト」というデザインとなっている。
構成●SLUGGER編集部