■K/BB(奪三振÷与四球)
【先発】
1.大瀬良大地(広島) 3.89
2.柳裕也(中日) 3.84
3.大野雄大(中日) 3.63
【救援】
1.ジョンソン(阪神) 7.00
2.ロドリゲス(中日) 5.50
3.ドリス(阪神) 4.55
大瀬良は前年から防御率2.62→3.53と成績悪化も、奪三振と与四球の割合はほぼ同数。柳は勝ち星(11)と防御率(3.53)が大瀬良と同じで、K/BBはじめあらゆる数字が近似値と本格化した。救援ベスト3はいずれも今季限りで退団し、ロドリゲスはレンジャーズと2年契約を締結。巨人で抑えも務めた中川皓太も、リリーフで4位の4.11と優れた数字を残している。
■QS率(QS÷先発数)
1.西勇輝(阪神) 73.1%
2.大野雄大(中日) 72.0%
3.山口俊(巨人) 69.2%
3.柳裕也(中日) 69.2%
QS19回の西がQS率でもベストと、リーグを移っても変わらぬ安定感を見せた。完全復活を印象付けた大野だが9勝8敗と運には恵まれず。チームメイトの柳は同じQS18回で11勝7敗。ふたりの防御率は1点差近かった(大野2.58/柳3.53)。上茶谷大河(DeNA)はリーグワーストのQS率37.5%でも7勝6敗と勝ち越し、メルセデス(巨人)と石川(ヤクルト)はともにQS9回で8勝と運を味方につけた。
■盗塁阻止率(盗塁刺殺÷被盗塁企図)
1.小林誠司(巨人) 41.9%
2.梅野隆太郎(阪神) 37.0%
3.中村悠平(ヤクルト) 31.4%
※被盗塁企図30以上対象
ベスト3は昨季とまったく同じだが、3人とも数値をアップさせた。自身初の4割台に乗せた小林が4年連続でリーグ1位に。とはいえ、今季は出番が減少して、盗塁刺(13)は梅野と中村がそれぞれ記録した27の半分を下回った。巨人は大城卓三(17.2%)と炭谷銀仁朗(25.0%)の阻止率が低く、チーム全体では優位点にできず。石原慶幸(広島)は14回走られて7盗塁刺とベテランの意地。ワーストは伊藤光(DeNA)で24.5%だった。
■併殺
1.ロペス(DeNA) 97
2.ビシエド(中日) 95
2.村上宗隆(ヤクルト) 95
ロペスは17年8月31日からエラーがなく、今年の6月2日まで一塁手史上最長の1632機会無失策を続けながら最も多くの併殺にかかわった。ゴールデン・グラブ賞選出は4年連続に。一塁手以外では、山田哲人(ヤクルト)が最多の84併殺を記録。チーム別では阪神が、最も多くの149併殺を完成させた。大山悠輔は三塁で27、西は投手で4と、それぞれ最多の併殺に寄与している。
■補殺(外野手対象)
1.近本光司(阪神) 10
2.亀井善行(巨人) 6
2.鈴木誠也(広島) 6
2.青木宣親(ヤクルト) 6
ルーキー近本は自慢の快速だけでなく送球でも貢献。比較されることの多い、チームOBの赤星憲広が新人だった01年に記録した9補殺を上回った。鈴木は昨季の8つから数は減らしたが、肩での貢献度は高いままだ。今季は自己最多25盗塁も記録し、より走攻守の揃った選手としての色を深めている。6つを記録した亀井を擁する巨人の外野陣は、全体でリーグ最多の16補殺。昨季は最多9補殺を完成させた平田良介(中日)は今季、故障に泣いて94試合にとどまるも5補殺を記録した。
【PHOTO】艶やかに球場を彩るMLBの「美女チアリーダーズ」!
文●藤原彬
ふじわら・あきら/1984年生まれ。『スラッガー』編集部に2014年から3年在籍し、現在はユーティリティとして編集・執筆・校正に携わる。
【先発】
1.大瀬良大地(広島) 3.89
2.柳裕也(中日) 3.84
3.大野雄大(中日) 3.63
【救援】
1.ジョンソン(阪神) 7.00
2.ロドリゲス(中日) 5.50
3.ドリス(阪神) 4.55
大瀬良は前年から防御率2.62→3.53と成績悪化も、奪三振と与四球の割合はほぼ同数。柳は勝ち星(11)と防御率(3.53)が大瀬良と同じで、K/BBはじめあらゆる数字が近似値と本格化した。救援ベスト3はいずれも今季限りで退団し、ロドリゲスはレンジャーズと2年契約を締結。巨人で抑えも務めた中川皓太も、リリーフで4位の4.11と優れた数字を残している。
■QS率(QS÷先発数)
1.西勇輝(阪神) 73.1%
2.大野雄大(中日) 72.0%
3.山口俊(巨人) 69.2%
3.柳裕也(中日) 69.2%
QS19回の西がQS率でもベストと、リーグを移っても変わらぬ安定感を見せた。完全復活を印象付けた大野だが9勝8敗と運には恵まれず。チームメイトの柳は同じQS18回で11勝7敗。ふたりの防御率は1点差近かった(大野2.58/柳3.53)。上茶谷大河(DeNA)はリーグワーストのQS率37.5%でも7勝6敗と勝ち越し、メルセデス(巨人)と石川(ヤクルト)はともにQS9回で8勝と運を味方につけた。
■盗塁阻止率(盗塁刺殺÷被盗塁企図)
1.小林誠司(巨人) 41.9%
2.梅野隆太郎(阪神) 37.0%
3.中村悠平(ヤクルト) 31.4%
※被盗塁企図30以上対象
ベスト3は昨季とまったく同じだが、3人とも数値をアップさせた。自身初の4割台に乗せた小林が4年連続でリーグ1位に。とはいえ、今季は出番が減少して、盗塁刺(13)は梅野と中村がそれぞれ記録した27の半分を下回った。巨人は大城卓三(17.2%)と炭谷銀仁朗(25.0%)の阻止率が低く、チーム全体では優位点にできず。石原慶幸(広島)は14回走られて7盗塁刺とベテランの意地。ワーストは伊藤光(DeNA)で24.5%だった。
■併殺
1.ロペス(DeNA) 97
2.ビシエド(中日) 95
2.村上宗隆(ヤクルト) 95
ロペスは17年8月31日からエラーがなく、今年の6月2日まで一塁手史上最長の1632機会無失策を続けながら最も多くの併殺にかかわった。ゴールデン・グラブ賞選出は4年連続に。一塁手以外では、山田哲人(ヤクルト)が最多の84併殺を記録。チーム別では阪神が、最も多くの149併殺を完成させた。大山悠輔は三塁で27、西は投手で4と、それぞれ最多の併殺に寄与している。
■補殺(外野手対象)
1.近本光司(阪神) 10
2.亀井善行(巨人) 6
2.鈴木誠也(広島) 6
2.青木宣親(ヤクルト) 6
ルーキー近本は自慢の快速だけでなく送球でも貢献。比較されることの多い、チームOBの赤星憲広が新人だった01年に記録した9補殺を上回った。鈴木は昨季の8つから数は減らしたが、肩での貢献度は高いままだ。今季は自己最多25盗塁も記録し、より走攻守の揃った選手としての色を深めている。6つを記録した亀井を擁する巨人の外野陣は、全体でリーグ最多の16補殺。昨季は最多9補殺を完成させた平田良介(中日)は今季、故障に泣いて94試合にとどまるも5補殺を記録した。
【PHOTO】艶やかに球場を彩るMLBの「美女チアリーダーズ」!
文●藤原彬
ふじわら・あきら/1984年生まれ。『スラッガー』編集部に2014年から3年在籍し、現在はユーティリティとして編集・執筆・校正に携わる。