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プロ野球

先発部門で際立った東と村上の快投ぶり。救援では竜の守護神マルティネスがほぼ総なめ【リーグ1位の男たち:セ・リーグ投手編】<SLUGGER>

藤原彬

2023.11.29

■被OPS(出塁率+長打率)
【先発】
1.村上頌樹(阪神) .468
2.伊藤将司(阪神) .571
3.東克樹(DeNA) .580

【救援】
1.マルティネス(中日) .447
2.岩﨑優(阪神) .465
3.藤嶋健人(中日) .493

 先発1位の村上は被打率.181、被出塁率.206、被長打率.262、WHIP0.74のいずれもリーグベスト。ランキング対象外の才木浩人(阪神)も被OPS.565で、2位の伊藤よりも優れた数値を記録するなど阪神は先発陣の安定感が際立っていた。一方で、昨季は1位だった青柳晃洋は.553→.716と大幅に悪化。救援ではマルティネスの被出塁率.206とWHIP0.75、岩﨑の被打率.163、藤嶋の被長打率.240がそれぞれベストで、3人が被OPSのベスト3入り。
 
■被打率
【先発】
1.村上頌樹(阪神) .181
2.柳裕也(中日) .2207
3.山﨑伊織(巨人) .2210

【救援】
1.岩﨑優(阪神) .163
2.マルティネス(中日) .187
3.藤嶋健人(中日) .190

 阪神の先発ローテーションとブルペンを支えた2人がそれぞれの部門で1位。村上は4月12日の巨人戦で、7回まで無安打どころかパーフェクトの快投を続けた。リーグ優勝と日本一が決まった試合で岩﨑はいずれも2安打を打たれて1失点も、致命傷にはならず。マルティネスは奪三振率・与四球率・K/BBに続いてこの被打率でもリーグトップクラスの数値で、まさに難攻不落だった。

文●藤原彬

著者プロフィール
ふじわら・あきら/1984年生まれ。『SLUGGER』編集部に2014年から3年在籍し、現在はユーティリティとして編集・執筆・校正に携わる。ツイッターIDは@Struggler_AKIRA。

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