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プロ野球

シーズン最多210安打、3年連続MVP、216打席連続無三振…数々の偉業に彩られた日本での9年間【イチローの軌跡をたどる「51」の数字:NPB編 Vol.3】

藤原彬

2019.12.31

210
94年、藤村富美男(50年)の191本を抜き、プロ野球新記録(当時)の210安打を記録。200本の大台をクリアしたのも初で、このことがきっかけで新たに「最多安打」が連盟表彰のタイトルとして追加された。151単打も当時の最多記録。

216
97年4月16日から6月24日に連続無三振を歴代最長の209打席とし、翌25日の日本ハム戦で下柳剛に三振を喫するまで216打席に伸ばした。

229
9年間で229人の投手と対戦し、最も多くヒットを稼いだのは日本ハムのエース格として活躍した岩本勉から(36安打)。プロ初安打は一軍デビューを飾った翌日の92年7月11日のダイエー戦で、木村恵二からライト前ヒット。2年目の93年6月12日、長岡での近鉄戦で野茂英雄からプロ初本塁打、99年7月6日には西武の怪物ルーキー・松坂大輔から通算100号のメモリアルアーチを放った。

.387
94年にリーグ記録となる打率.385をマーク。2000年には夢の「4割」達成が現実味を帯びたが、故障で105試合の出場にとどまり、自身の記録を塗り替える.387でシーズンを終えた。
 
763
94年の開幕戦から96年4月11日まで212試合フルイニング出場を続け、5年連続全試合出場。99年8月24日に死球を受けてリーグ歴代4位(当時)の763試合で連続記録は止まった。

.858
通算199盗塁で成功率.858は150盗塁以上の当時歴代最高記録。現在は山田哲人(ヤクルト/87.5%)と西川遥輝(日本ハム/86.6%)が上回る。

1278
99年に史上最速となる757試合目で通算1000安打の節目に到達し、2000年まで日本での951試合で1278本のヒットを積み上げてメジャーへ。ちなみに「鈴木一朗」で放った安打は36本。

1346504
1999年のオールスターに史上初の大台となるファン投票134万6504票を集めて出場。第1戦でゴールデンルーキーの上原浩治からソロアーチを放った。

文●藤原彬
ふじわら・あきら/1984年生まれ。『スラッガー』編集部に2014年から3年在籍し、現在はユーティリティとして編集・執筆・校正に携わる。
 

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