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MLB

イチロー、サバシア、トゥロウィツキ…今季限りで引退した選手&いまなお活躍を続ける大ベテランたちを振り返る

宇根夏樹

2019.12.30

イチロー(右)とCC・サバシア(中央)が現役を引退し、フェリックス・ヘルナンデス(右)もマリナーズを退団した。(C)Getty Images

イチロー(右)とCC・サバシア(中央)が現役を引退し、フェリックス・ヘルナンデス(右)もマリナーズを退団した。(C)Getty Images

 今年はイチロー(マリナーズ)に始まり、CC・サバシア(ヤンキース)、トロイ・トゥロウィツキ(ヤンキース)、ブライアン・マキャン(ブレーブス)ら、かつてメジャーで一時代を築いた英雄たちが多くフィールドを去った。一方で、長年にわたって第一線で活躍を続けるベテラン選手もいる。多くのファンを魅了した“レジェンド”たちの2019年を振り返りながら、改めて感謝を捧げたい。

Ichiro Suzuki/イチロー[#51 RF]○引退
 日米で“レジェンド”になった唯一の選手。昨季は5月2日までしかプレーせず、今春のキャンプでは25打数2安打。にもかかわらず、日本開幕シリーズに出場する機会を“ギフト”として与えられ、選手生活に終止符を打った。新人王&MVPのメジャー1年目から10年続けて打率3割・200安打・ゴールドグラブ受賞、2016年には3000安打に到達。資格初年度(25年)の殿堂入りは間違いない。

Curtis Granderson/カーティス・グランダーソン[#21 LF]
 水準以上のパワーとスピード、選球眼を備えるセンターとしてプレーし、2011 ~ 12年はヤンキースで2年続けて40本塁打以上を放った。球界きっての好漢でもある。今季の打率は350打席以上でMLBワースト2位、OPSはワースト8位ながら、D・マッティングリー監督は若手の指南役として成績以上に評価する。本人もチーム残留を希望。元チームメイトのD・ジーターCEOはどう判断するか。
 
Dustin Pedroia/ダスティン・ペドロイア[#15 2B]
 2007年に新人王、翌年はMVPを受賞し、その後も“ハート&ソウル”としてレッドソックスを牽引した。ゴールドグラブは4度。07 ~ 13年の打率.305はMLB10位(3500打席以上)、283二塁打は2位。近年は左ヒザの故障に泣かされ、昨季の出場は5月の3試合、今季は開幕から6試合のみ。5月下旬には、再びプレーできるかの問いに「分からない」と答えた。6年8500万ドルの契約は21年まで。

Ryan Zimmerman/ライアン・ジマーマン[#11 1B]
 ナショナルズが初めてドラフト指名(2005年全体4位)した選手で、以来ずっとチームを支え続けてきた。通算270本塁打をはじめ、安打・二塁打・打点は移転前も含めた球団記録。近年は故障が増え、11年1億3500万ドルの契約最終年だった今季も52試合の出場に終わったが、ドジャースとの地区シリーズでは第4戦で決勝弾を放つ活躍。本人は安い契約でのチーム残留を希望している。

CC Sabathia/CC・サバシア[#52 LHP]○引退
 2月に今季限りでの引退を宣言し、5月に通算3000奪三振、6月に250勝に達した。2007年にサイ・ヤング賞。16年にはアルコール依存を克服した。キャリア前半はインディアンスで活躍したが、本人は11年過ごしたヤンキースの選手としての殿堂入りを望む。08年の夏に途中移籍したブルワーズでの常人離れした快投も忘れ難い。17先発で防御率1.65。チームを26年ぶりのポストシーズンへ導いた。
 

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